5月21日公開の映画「地獄の花園」によって、「ヤンキー」に脚光が集まっている。同映画はカリスマヤンキーが採用された企業で、OLたちが拳で覇権争いをするという物語。永野芽郁や広瀬アリス、菜々緒の特攻服姿が公開され、ヤンキーが改めて注目を集めているというわけだ。
これまでにもヤンキーが登場する映画、ドラマは多く、演じた女優も少なくない。そこで芸能界最強の「ヤンキー女王」は誰か、決定した。
今につながるヤンキー女優のベースとなったのが、学園ドラマの金字塔「3年B組金八先生」(TBS系)のツッパリ役を演じた三原じゅん子だ。芸能評論家の織田祐二氏が振り返る。
「コント番組でも多用された『顔はヤバいよ、ボディにしな』の名セリフ。非公認ですが、そのセリフをプリントしたTシャツが出回ったほどです。自分では手を下さず、舎弟に殴らせるというスタイルが年代風。さらにドラマ終了後に入学した明大中野高校定時制を2日で退学したのは、不良伝説を確かなものにしました」
私生活では、恋人と一緒にいるところを撮影した写真誌のカメラマンに馬乗りパンチを食らわせるなど、リアルとファンタジーが混在。文句なしの最強クイーンであろう。
近年の女優であれば土屋アンナで決まりだ。深田恭子と共演した「下妻物語」で土屋はレディースの一員・白百合イチゴを熱演。迫力のある演技が絶賛された。
「オーディションで部屋に入ってきた段階で、中島哲也監督がイチゴ役に即決したそうです。刺しゅう入りの特攻服にサラシの巻き具合、原チャリでの暴走ぶりなど、公開後に高く評価された。土屋は日本アカデミー賞の新人賞にも輝きましたが、最大の勝因は、ほとんど地であったこと。土屋の『カメラの前にいても飲み屋にいても私は私』の名言を思い起こさせますね」(前出・織田氏)
2人に続くのは真木よう子や宮崎ますみ。他にも杉浦幸、伊藤かずえとヤンキー美女がズラリ。4月5日発売の「アサ芸Secret Vol.69」では彼女たちの熱演ぶりとガチヤンキー度を検証。伝説に驚かされることは間違いない。