街の喧騒から少し離れた、怪しげな界隈の一室で密会する男女。そこではいったい、何が行われているのか。「魔性の女」が明かす、めくるめく現場とは…。
――園ちゃん、間違えて1時間早くスタジオに来たって。
都 なぜ、そのことをご存じで…。
――スタジオマンが心配そうに教えてくれました。
都 そうだったんですか。近くで時間を潰していました。
――それにしても、相変わらずお肌がキレイね。サウナで汗かいてるね。
都 かいてます。
――いいね。では、お仕事の話をしましょうか。ひさびさにDVDを発売。
都 約3年ぶりです。その前の作品も約4年空いてました。
――ファンは待ちきれない。
都 ありがたいことに「まだ出さないんですか」とか「見たい」と言ってくださって。
――その待望の新作の、タイトルが意味深すぎる。
都 はい。「金曜日、円山町502号室」。
――首都圏の人は知ってるだろうけど、円山町って渋谷にあるラブホ街の?
都 どうでしょう…。
――意味深な。まぁ、フィクションだから、設定というか。
都 そして、私はOL役です。ブラウスとスカート姿で登場しますが、お嫌いですか。
――そういう質問はサウナとは違った汗が出ちゃう。魔性にもホドがあるよ(笑)。じゃあ、DVDのストーリーを教えて。
都 毎週金曜日、同じ時間、同じ部屋で終電までの2時間、ふだんは会えない関係、愛し合う2人、です。
――おぉ~、世界観があるね。お相手はどんなイメージ?
都 同じ会社の上司かもしれないし、同期かもしれない。もしかしたら、幼なじみかも。見てくださる方によって、変えていただいてよろしいかと思います。
――あれっ!? 南の島っぽい海のシーンがあるよ。
都 お休みができて、お忍びで沖縄旅行を。
――ということは東京と沖縄、両方で撮影をしたんだ。
都 1本のDVDで2回ロケしたのは初めてでした。しっかり台本があって、しっかり撮影しました。
――ぜいたくだね。
都 しかも沖縄ロケは3泊ご用意いただいたこともあって、全然タイトな撮影じゃなかったんです。
――大人の余裕ですな。
都 いえいえ。ただ、デビューして8年、(前作から)3年。グラビアの作法だけではなく、気持ちの在り方とか、撮影に臨む姿勢とか、少しは成長できていたのかな。
――もともと園ちゃんは常識人だった上に、いろんな経験を積んできただろうし。
都 東京も沖縄も、お風呂シーンから撮影だったんですよ。「いきなりお風呂?」って(笑)。
――せっかくメイクしたのにね。
都 でも私はお風呂が好きだから、なんだかそれが楽しくって。とてもハッピーな作品ができました
――では今後、アサ芸編集部員は交代で円山町の502号室に張り込みさせていただきます。
都 それ、いいですね! 久しぶりのDVDだから、皆さんに見てほしいな。海外の方にも。
――壮大だね。
都 最近、グラビアのプロジェクトを進めていたんです。30カ国以上の方に注目されて、ご支援してくださったり。
—スゴい! 2月上旬には写真展も開催するらしいし。
都 はい。表参道のギャラリーで。
――おっ、そこでは写真集も限定発売するんだ。
都 日本のカルチャーであるグラビアが世界に届いているんだ、って実感があります。ぜひDVDとともに、広く魅力を知っていただけたら。