前代未聞の事態が日本サッカー界に起こりそうだ。8月に代表監督に就任して間もないハビエル・アギーレ監督(56)が、スペインリーグ時代の八百長疑惑で起訴される可能性が高まってきた。
「本人は一貫して関与を否定していますが、現地の検察庁は事前捜査を終えて起訴に自信を持っているようです。起訴されれば裁判の長期化も予想され、代表監督としては致命的にイメージが悪くなります。第一、現場で指揮が取れなくなる。そんな爆弾を抱えた監督に、代表チームを任せていいのかという声が、サッカー界の内外から噴出しています」(スポーツライター)
日本サッカー協会の大仁邦彌会長は、「事前にわかっていたら契約しなかった」と発言しているが、アギーレを取り巻く疑惑の芽はもとからあった。
「何かとスキャンダルの多い人物なので、協会内には反対意見も多かった。それを原博実専務理事が強引に招へいしてきたんです。サッカー協会自体が、代表監督の選出という重要事項をマネジメントしきれていない。お先真っ暗ですよ」(前出・ライター)
もしアギーレが失脚すれば、代替え案としてザッケローニの復帰まで考えられるという。こんな状況では、日本サッカーは一歩も前へ進まない。