新スローガンに「A.R.E. GOES ON」を掲げ、球団初のセ・リーグ連覇に挑む阪神。1月19日には2月1日から実施する春季キャンプ参加メンバーが発表され、その中には新外国人選手のハビー・ゲラ投手も名を連ねたが、そんなゲラの実力を高く評価しているのが元DeNA監督のラミレス氏だ。
ゲラはパドレス、レイズ、ブルワーズでMLBを経験。MLB通算成績は61登板、3勝1敗5ホールド、防御率6.43、奪三振45。最速163キロの右腕で、2023WBCパナマ代表。
ラミレス氏は自身のYouTubeチャンネルで、ゲラをこう分析している。
「彼は数年前までは野手だったんだよね(2018年まで遊撃手)。ほんの数年前にピッチャーへ転向してとても速い球を投げている。制球もとてもよくポテンシャルの高いピッチャー。阪神でも活躍できる能力を持っているだろう」
以前、阪神のクローザーだったロベルト・スアレス投手と似ていると指摘し、
「ストレートがとても早くツーシームがとても良い。スライダーはもしかしたらスアレス投手よりいいかもしれない。ゲラ投手はスアレス投手と比べても遜色なく、今後数年クローザーを任せられるかもしれない」
とコメント。長い目で見ればクローザーとして年間40~45セーブはあげられるポテンシャルがあると、阪神の新守護神候補として推した。
岡田彰布監督がゲラをクローザーとして起用するかはまだ不明だが、ラミレス氏の言うように新守護神となってくれれば、阪神の連覇の可能性は高くなるだろう。
(鈴木十朗)