10月3日、セ・リーグは全ての試合が終了。佐藤輝明とともに、阪神で4番に座ることが多かった大山悠輔の今季の成績は、打率2割6分7厘、23本塁打。87打点はヤクルト・村上宗隆に40以上の大差をつけられてはいるものの、DeNA・牧秀悟とともにリーグ2位である。
だが、そんな主砲に酷評を放ったのは、阪神の新監督内定が報じられ、確定となれば再任となる岡田彰布氏だ。
9月30日、阪神OB会長で野球解説者・川藤幸三氏のYouTubeチャンネル〈川藤部屋 川藤幸三&横田慎太郎 kawato kouzou&yokota shintaro〉に出演した岡田氏は、
「昔やったらそんな数字で4番打たしてもらわれへんよね。(中略)あのボール球振って三振とか見とったら、もう帰ってくるときにヤジられて、物飛んできてたいへんやったやろね」
自身の現役時代との違いにズバッと斬り込むと、矢継ぎ早にこう批判したのだ。
「(打つときの)ポイントが悪い」「(インパクトで)軸足が浮いてる」「4番らしい空振りせえ! 7番、8番の(ような)空振りしてアカンって」
さらには大山独特のヘッドを前に倒す構えに対しても、突き放すように、
「それでホームラン40本打てるんやったら、やってええと思いますよ。打てなかったら変えんとアカンよね」
こうした岡田氏の直言に対し、視聴者はどちらかといえば大山の肩を持ったようだ。《こりゃコーチ陣大変だ。選手と岡田さんとの間に入るんやからな》《選手が岡田さんの考えに付いて行けるか心配。令和と平成、昭和とは野球が違うから》《4番に全部背負わせる考えが古いわ》
「主砲に対する『ダメ出し』とも言える厳しい批判の裏には、V奪還をはかる『新監督』の気合が見てとれる、と言う関係者もいますね」(球団関係者)
果たして来シーズン、大山が「岡田阪神」でどんな活躍を見せるのか、今から興味が尽きないのである。
(所ひで/ユーチューブライター)