女優の吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」の第3話(1月21日放送)の世帯平均視聴率が12.4 %。初回12.7%、前回第2回は12.0%で、わずかではあるが上昇の兆しが見え始めている。
ただ、初回の12.7%は歴代最低の数字。期間平均視聴率で「大河ドラマ史上過去ワースト2位」を記録した前クールの松本潤主演「どうする家康」(11.2%)、ワースト1位の2019年「いだてん~東京オリムピック噺~」(8.2%)と比較しても、初回から3話目まで全てで下回っている状況だ。
吉高は初回放送後、Xで「ワースト1位と書かれていたけどワーストだってベストだって1位を取るのは狙っても難しいことだと思うの」と語り、「さてさてワースト1位からどう昇るのか これには皆様のお力添えが必要です」と訴えていたが効果はなく、第3話の放送前には「8時からあなたの1時間私にください」とまで綴っていた。
テレビ誌ライターが語る。
「第3話は0.4%ポイントアップしたものの、『どうする家康』の第3話14.8%、『いだてん』の同13.2%には遠く及びませんでした。内容的にお約束の合戦シーンなどは期待できないことから地味な印象が強く、少々心配です。このままズルズルといけば10%割れは時間の問題で、『いだてん』を下回る可能性もありますよ」
大河の主演女優が自らのSNSで「あなたの1時間私にください」などと悲痛な叫びとも取れるPRをすること自体、前代未聞。メンタルが折れなければいいのだが…。
(ケン高田)