ソフトバンクに移籍したお騒がせ野球人・山川穂高が1月27日に福岡県筑後市内の2軍施設で、報道陣向けに自主トレを公開したが、まだ平時にはほど遠い扱いとなっている。
同じ沖縄出身のリチャード、嶺井博希とトレーニングを行った山川は、39日ぶりの公の場への登場で、
「一日一日を必死にやっていきます。もう一回、若々しくいけるよう、しっかりやっていきたい」
と語った。
自主トレ公開をめぐっては、球団側が直前までその取り扱いを熟考。山川のFA移籍による和田毅と甲斐野央の人的補償騒動でファンの反感を買ったため、公開するとさらなる悪影響を及ぼすことを懸念していた。それでもメディア露出を決断した背景には、複雑な経緯がある。球団側は通常、テレビ会見の後にセッティングされる記者だけの取材対応を省くなど、
「まだまだ調整をしているところ。ファンやスポンサーからの批判を恐れて、通常対応できない状態が続いています。2月1日からのキャンプ開始後も同様ですね」(球団関係者)
本塁打キングはまだまだ腫れ物扱いということだろう。この球団関係者は続けて言った。
「それを知ってか、山川も報道陣ひとりひとりと『よろしくお願いします』と言って丁寧に挨拶を交わすなど、改心を猛アピール。これが本心かどうかは、しばらく見守る必要がある」