NHK紅白歌合戦の紅組司会に抜擢された女優の吉高由里子が週に3回、NHK通いを続けている。なんと、司会の個人レッスンを受けているというのだ。
「紅白は、秒単位まで書き込まれた台本が作成されます。業界で“マッジク・ブック”と言われるほど正確に作成されているんです。もちろん、ハプニングなどを想定し多少のノリシロがあるのですが、今回は吉高のアドリブパートがかなり用意されており、進行のコツなどをスタッフが教えているようです」(事情通)
吉高のレッスンには、総合司会を務めるNHKの有働由美子アナもしばしば同席しているという。紅白司会者の個人レッスンなどまさに前代未聞だが、その理由をNHKお抱えの放送作家がこう解説する。
「吉高の失言を警戒しているのでしょう。彼女の魅力は自由奔放で小悪魔的なかわいらしさ。ところが、緊張するとこの性格が裏目に出る懸念がある。特にNHKサイドが心配しているのが下ネタです」
吉高の下ネタ好きは、過去に何度もメディアを賑わせてきただけに、NHKとしては“放送事故”だけはなんとしても避けたいところだろう。
それにしても、なぜNHKはリスクを冒してまで吉高を紅白の司会に起用したのか?
「やはり貢献度でいったら吉高の右に出るものはいない。朝の連続テレビ小説『花子とアン』は、この10年間で最高となる平均視聴率22.6%を記録しましたから。共演者で紅白司会を経験している仲間由紀恵という声もあがったが、ヒロインの吉高を推す声が圧倒的だった」(NHK関係者)
吉高をよく知るプロデューサーは、「下ネタの心配など不要」と言ってこう続ける。
「彼女は女優界の織田信長。ある意味、自由奔放でちょっと抜けている女をあえて演じているだけ。メディアを利用して自分のことを上手にPRさせる作戦ですよ。演技も上手いし、頭の回転も速い。毎回、台本は全て暗記し演技プランも最低、10以上は披露するほどです」
紅白は年に一度のお祭り。ちょっとくらいのハプニングはあってもいいと思うのだが。