日米通算200勝まであと3勝に迫っている楽天・田中将大が相変わらずだ。昨年肘のクリーニング手術を受けて迎えた、沖縄県金武町での春キャンプ。球界関係者が言う。
「キャンプ初日からブルペン入りして、投球練習を開始しました。投げられるアピールをしなければローテーションに入れないかもしれないほど、立場は危うくなっています。去年は安楽智大のパワハラ問題に加担していた疑惑を報じられて、ファン人気が急落した。必死に巻き返そうとしているのでしょう」
ところが自分の意図しない発信をされることを極端に嫌がる性格は、そう簡単には変わらない。テレビ会見が初めてあったのは、キャンプ中盤の2月10日だった。球界関係者が続ける。
「明らかに遅すぎますよね。テレビの個別取材は機嫌よく受けていますが、時間が短くギャラも出ますから、それなりに対応しています。一方でペン記者の取材はギャラが出ず、目線を変えて書かれたりするのが嫌なのか、消極的でほぼ受けていないも同然。話を聞こうとすると威嚇するなど、取材スルーもある。昨年となんら変わっていませんね」
今や大物投手に意見できる人物は、球団内に皆無。このまま突っ走ってしまうのか。