映画「男はつらいよ」「おとうと」などで知られる山田洋次監督(83)が17日、新作映画「母と暮せば」の製作発表会見を都内で行った。吉永小百合(69)が主演、嵐の二宮和也(31)がその息子役を演じる。二宮は山田監督作品に初出演するというのも話題となった。
嵐のメンバーの中でも演技力に定評のある二宮だが、実はデビュー当時から作詞作曲も行っており、一部では「アイドルとは思えないほど」と高評価を受けている。
「17歳の頃に作った『カセットテープ』『僕が幸せでいられる場所』『生涯何があっても愛する人へ』は、どれも聞いているだけで胸が締めつけられます。嵐ファンの間では常に人気上位に入る曲『ファイトソング』は嵐のメンバー全員で作詞し、作曲は二宮が一人で担当しました。ライブでは必ず歌い、盛り上がる曲です」(芸能関係者)
多角的な視点と独特の切り口で、今までに20曲以上もの曲を作ってきた二宮。それらに共通する特徴は、ほとんどの歌詞を日本語で書き、英語を使わない点。そのため誰にでも非常にわかりやすく、情景がすぐに浮かんでくるという。
「槇原敬之さんのような繊細さと、aikoのような可愛さを併せ持つ歌が多いのもポイント。ファンの間で“いろいろな解釈ができる”と話題の『メリークリスマス』という曲は、最新アルバム『THE DIGITALIAN』の中に収録されており、まるで女の子が書いたような歌詞に、ポップな曲がよく合っていますね。つい口ずさんでしまいますが、よく歌詞を見るとちょっぴり悲しい歌で、それを明るく歌うことで、よりせつなさが増すような曲に仕上げています」(嵐ファンの芸能ライター)
可愛いだけの歌じゃないところが、かえって女子っぽくて何度も聴きたくなるのだとか。今回のこの曲で、二宮の作曲力が改めて評価されたようだ。