テレビ朝日が「新卒女子アナ2人を入社式前に生放送デビューさせる」いうてイキっとるようやけど、そんなん遅いわ、コッチはとっくやで‥‥と大阪人はつぶやいていることだろう。関西テレビでは、何と入社1カ月前に新人をバラエティー番組に抜擢していたのだ。「史上最速デビュー」したエース候補の素顔に迫る!
「並み居る芸人を前に緊張しているかのような初々しさを感じさせながらも、しっかり爪痕も残す。完璧な仕事ぶりでしたね」
と、女子アナウオッチャーに絶賛されたのが4月にカンテレ入社予定の田中友梨奈アナ(22)。アシスタントとして初登場した3月2日放送のバラエティー番組「フットマップ」を評してのものだ。
「産休に入った舘山聖奈アナ(26)の後任に抜擢されました。赤色ニットの衣装で登場した田中アナは、バストをこれでもかと強調。推定Dカップを揺らしながら福井の街を歩く姿は圧巻でした。ボディだけでなはく、ナレーション読みはもちろんロケの仕切りでも、新人のレベルをはるかに凌駕する技術を持っていた。中でも名物の『ボルガライス』を食べる場面は、食レポ初体験と言いながら番組のハイライトになっていました」(前出・ウオッチャー)
実際に視聴してみると、大きいカツを一口でパクリと頰張るや、
「サクサクでめちゃくちゃジューシー」
と、田中アナは舌をペロリ。すかさず店主から、
「めちゃくちゃ体に悪い」
との意外な一言が放たれれば、「え?」と真顔に返ってオチをつける。堂に入ったリアクションを見せつけていたのだ。
それもそのはず、田中アナは関西学院大学社会学部を卒業見込みではあるが、
「22年からセント・フォース関西に所属して、現役女子大生のフリーアナとして活躍していたのです。『知られざるガリバー』(テレビ東京系)では複数回リポーターを担当するなど、ロケの経験は十分にありました」(前出・ウオッチャー)
元より、フリーアナになる以前から関西では美貌で鳴らしていた。折り紙つきは、21年の大阪今宮戎神社「福娘代表」に選ばれたことからもわかる。その年の応募総数は2087人。「代表」を戴冠できるのは、福娘に選出された44人の中から厳選された3人だけ。いわば、美女中の美女なのだ。
「この福娘代表は女子アナの登竜門となっていて、近年では、日本テレビの黒田みゆアナ(25)、山本里咲アナ(24)、カンテレの先輩である橋本和花子アナ(25)を輩出。それだけに、局アナ内定が約束されていたようなものだったのです」(前出・ウオッチャー)
それでいて、田中アナにお高くとまったところはない。ある関西在住の会社員男性によれば、
「23年の十日戎にも福娘代表OGとして田中アナは参加していたのです。その仕事を終えて帰宅するのは深夜22時過ぎでしたが、嫌な顔ひとつ見せずに、出待ちファンの求めに応じて写真撮影に応じてくれて、本当にイイ娘なんです」
もっとも、セールスポイントは美貌だけではない。局のエースとなるには愛嬌も必要なのだが‥‥。
「ものまねの完成度が高い。一番の自信作は『倖田來未のものまねをするやしろ優』。セント・フォースの学生キャスターがパーソナリティーを務めるラジオ番組で、リスナーには見えないにもかかわらず顔真似まで披露していた。みずからをネタにして笑いを生み出すのも関西女子アナの務め。局の上層部にも覚えめでたい存在なんです」(関西テレビ関係者)
フライングスタートの勢いのまま全国区になるのは時間の問題か。