ヤンキー娘から、今度は探偵へ。女優の河合優美が主役を務めるドラマ「RoOT/ルート」(テレビ東京系、火曜深夜24時30分)が大きな注目を浴びている。
河合と言えば、好評のうちに幕を閉じたドラマ「不適切にもほどがある!」(ふてほど=TBS系)で演じた小川純子役が当たり役となり、お茶の間での知名度が一気に向上。そのタイミングで主演ドラマが放送されるあたり、運にも恵まれていそうだ。
ドラマ的には突然現れた新星のようにも見える河合だが、映画業界ではすでに若手の有望株として名の知られる存在。2021~2022年にはヨコハマ映画祭の最優秀新人賞やキネマ旬報ベスト・テンの新人女優賞、ブルーリボン賞の新人賞などを次々と受賞し、令和のネクストブレイクとして注目されていたのである。
「2019年のデビュー以降、映画出演はすでに20本を超えており、昨年には初主演作の『少女は卒業しない』も公開。それに対してテレビでは『ふてほど』が連続ドラマのレギュラー出演ではまだ2本目に過ぎず、お茶の間での知名度が低かったのも無理はありません。『RoOT/ルート』は民放連続ドラマでの初主演作であり、彼女の真骨頂がテレビでも観られるとファンも期待を高めています」(テレビ誌ライター)
その河合、昭和チックなビジュアルが「山口百恵に似ている」と評判だ。「ふてほど」では昭和61年のヤンキー女子校生を演じ、髪型もいわゆる聖子ちゃんカットだったが、大学受験を目指して髪を切ったあたりからはぐっと山口百恵みが増していたのは記憶に新しいところだろう。
実は彼女自身、自分が山口百恵似であることは自覚しているのだとか。高校では周りから似ていると指摘され、自分で調べてみたらあまりにも似ているのでビックリしたという。
しかも高校の恒例行事だった卒業生の出し物では、コンビを組んだ友人にダンスを踊ってもらい、河合自身は山口百恵のヒット曲「プレイバック part2」を熱唱。どうやらサービス精神もなかなかのもののようだ。
「そんな河合が女優を志すようになったきっかけは高3の夏に観たとあるミュージカルだったとか。発売中のエンタメ誌『アサ芸Secret! Vol.87』(徳間書店)では、そのミュージカルやその後の驚くべき出会いといった河合のブレイク秘話を特集しています。まだデビュー5年とは思えないほどに濃い女優人生を知れば、彼女がこれほど話題になっている理由も分かるのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
ドラマ「RoOT/ルート」で河合が演じる調査員の玲奈は、タクシー運転手の素行調査をしていたはずが、いつの間にやら女子高生の失踪事件へと繋がることに。第2話以降はその事件がさらに大きく展開していくという。果たして玲奈の運命は…。映画のような映像美と共に、河合の演技を楽しみたいものだ。
※画像は(c)パシャ