80年代の日本歌謡界を彩った二大アイドル、松田聖子と中森明菜。1982年にデビューした明菜は昨年、デビュー40周年を迎えた。つまり両者がアイドルシーンのトップを争っていた時代から、はや40年が過ぎたことになる。
ところが今、そんな2人の「代理戦争」が、思いも寄らぬ形で熱い火花を散らしているという。
「女性自身」によると、聖子VS明菜を演じているのは、浅田美代子と三浦百恵(山口百恵)さんだという。
浅田は1973年2月、ドラマ「時間ですよ」(TBS系)でデビュー。アイドル歌手としては、同年4月リリースの1stシングル「赤い風船」がいきなりオリコンチャート1位を獲得し、48万枚を売り上げる華々しいスタートを切った。
一方の山口は72年の「スター誕生」で準優勝すると、73年4月に映画「としごろ」に出演。5月には1stシングル「としごろ」が発売されたが、オリコン最高37位、6.7万枚の売上げと、デビュー作の評判は今ひとつだった。
山口の曲がヒットするようになったのは、2枚目のシングル「青い果実」以降。「女性自身」の記事によれば、同期の2人はお互いにライバル意識があったというが、山口は3歳年上で天然な性格の浅田を、次第に姉のように慕っていったという。
2人の友情は、それぞれに共演した三浦友和を通して強い絆で結ばれていく。浅田は77年、友和が尊敬していたシンガーソングライターの吉田拓郎と結婚。そして山口は80年に友和と結婚した。
浅田と山口の交流は、40年が経過した今も変わらず、2人でカラオケを楽しむこともあるのだとか。
となると気になるのは、2人が何を歌っているのか、だ。浅田の十八番は聖子の「SWEET MEMORIES」で、山口は明菜の「北ウイング」を、明菜のモノマネで歌うという。
「2人のカラオケはぜひ拝聴してみたいところです。聖子がアイドルの王道なら、明菜は百恵ちゃんを彷彿させる歌唱力があった。自分の真似をしながら歌っていると知ったなら、明菜はどんな反応をするのでしょうね」(アイドルライター)
先日、いよいよ復活すると報じられた明菜。今年こそ、紅白歌合戦で聖子との共演を見たいものだが…。
(石見剣)