これが最後の姿だった。テレビ東京の片瀬茜アナが「開運!なんでも鑑定団」のアシスタントを4月16日の放送回をもって卒業した。
最後ということで、片瀬アナは佐賀県の実家に伝わる2品のお宝を鑑定に。1品目は古伊万里の色絵瓶だった。骨董品を収集していた曾祖父が手に入れたもので、祖母いわく「これがいちばんいい焼き物」なのだとか。
片渕アナ自身は、壺に描かれた鳥を「ポケモンみたい」と表現したが、本人評価額は70万円。これに100万円の鑑定結果が出て、大喜びしたのだった。
2品目のお宝は、片渕アナが「こっちの方が自信がある」という、富岡鉄斎の掛軸。箱には横山大観の極みが入っており、MCの今田耕司も「片渕家ホンマ、いい物あるね」と目を見開いた。
片渕アナの評価額は200万円。ところが鑑定結果は、まさかの2万円に。「全てが偽物です」という鑑定士の言葉に、片渕アナは絶句したのだった。
「入社1年目から7年半も出演し続けた番組の卒業に、視聴者からはロスの声が上がっています。ほんわかとした雰囲気と、それに似合わない毒舌を時々吐いて、番組を盛り上げてくれましたからね」(テレビ誌記者)
放送当日、片渕アナはインスタグラムでも番組卒業について綴った。
〈最後に片渕家のお宝鑑定をしてもらい、今田さんとの逆目利き対決まで企画していただき、感謝感謝です〉
〈小さい頃からいつも観ていた馴染み深い番組だったので、新人アナウンサーの時に初めて持たせていただいたレギュラー番組が鑑定団だと知ったときは、驚きと共に、毎週番組を観ていた祖父母や家族が喜んでくれる姿が目に浮かびました〉
〈私は番組を離れますが、みなさんのお家からお宝が出てくる限り、末永く「なんでも鑑定団」が続いてほしいと願っていますし、引き続き楽しんでいただけたらと思います。7年半、ありがとうございました!〉
4月からは報道局に異動し、「Newsモーニングサテライト」で月曜日から水曜日のメインキャスターを務めている。
(石見剣)