芸能

岩城滉一「もうイメージは全然気にしない」/テリー伊藤対談(1)

 実に26年ぶりとなる主演映画「ラストターン」を引っ提げ、俳優・岩城滉一が当対談に初登場!  この映画では認知症の妻に先立たれ、生きる気力をなくしてしまった高齢男性を演じた。愛妻家としても有名な氏だが、その私生活とは? 自分との大きな違いに天才テリーがガク然!

テリー この対談、もう25年以上やってるんですけど、岩城さんに来ていただくのは今日が初めてなんですよ。

岩城 ああ、そうですか。僕、週刊誌嫌いなんで(笑)。ロクなこと書かないから。

テリー まあ、そうですよね(笑)。でね、そんな岩城さんが何で来てくれるのかと思ったら、今回「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」という映画で26年ぶりに主演された、と。

岩城 そうですね。でも、その話はあんまり聞かないでください。内容がよくわかってないんで(笑)。

テリー 僕、もう見させてもらいましたけど、世間が持つ岩城滉一のイメージと全然違う役ですよね。まず、このオファーを受けたのはどんな理由で?

岩城 そんなに難しいホン(脚本)だと思わなかったから。「女房に先立たれたら、こうなっちゃうだろうな」っていうような内容で。

テリー ストーリーを簡単に説明すると、認知症の妻を看取った主人公が、最初は生きる気力をなくしちゃうんだけど、いろんな出会いの中で挑戦する気持ちとか生き甲斐のようなものを見つけて、生きる力を取り戻していくというようなね。

岩城 そうですね。だから、特に役作りもしなかったし。イメージってダメージじゃないですか。人にイメージ持たれるのをブッ壊しながら前に進んでいくのが我々の仕事なんで。

テリー なるほど。イメージはダメージ。面白い。

岩城 だから、もうイメージとかいうのは、まったく気にしないんです。来た話を受けるか受けないかだけで。この話が来た時は、マネージャーが「やった方がいい」って言うんで。今、クレー射撃場(の経営)をやってるから、結構サラリーマンみたいに忙しいんですよ。売上がいくらだとか計算しに行ったりとか。

テリー 岩城滉一が売上の計算をしてるんだ。

岩城 してますよ。働いてるスタッフも十何人いますからね。

テリー 給料も払ってる?

岩城 もちろん。

テリー 射撃場ってどこにあるんですか。

岩城 (神奈川県の)秦野です。高速降りてすぐなんで近いですよ。うちから1時間かかるか、かからないか。1日(往復で)120キロを毎日走ってますよ。

テリー えっ、毎日行ってるの、わざわざ。

岩城 俺が行くのと行かないのでは売上が全然違うんで。

テリー ちゃんと黒字になってるんですか。

岩城 なってますね。別にこの年でそんなにお金があっても使いきれないでしょうよ。今は仕事もしてるし。前にテレビで「新車を買った」って言ったら、ネットで「お前、何で車なんか買えるの?」って書かれましたけど、色々やってるんですよ(笑)。

ゲスト:岩城滉一(いわき・こういち)1951年、東京都出身。1975年、映画「新幹線大爆破」で俳優デビュー。同年、映画「爆発!暴走族」で初主演。1981年にスタートした「北の国から」シリーズ(フジテレビ系)に牧場を経営する北村草太役で出演し、代表作のひとつに。プライベートでは1975年にモデルの結城アンナと結婚、夫婦で番組に出演するなど、愛妻家としても有名。5月10日(金)より、26年ぶりの主演映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」が公開される。

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