井桁弘恵をご存知だろうか。顎のホクロとそばかすがチャームポイントの「いげちゃん」だ。
「2013ミス・ティーン・ジャパン」でサマンサタバサ賞を受賞し、2018年には「ゼクシィ」11代目CMガールに抜擢。2019年に「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)に、ライダーバルキリー役で出演すると、2021年10月からは山崎育三郎とともに「おしゃれクリップ」(日本テレビ系)のMCを務めている。
そんないげちゃんの魅力が、ここにて爆発している。
まずはドラマから。4月1日からNHK「夜ドラ」枠で放送中の「VRおじさんの初恋」に出演。いげちゃんの役どころは、主人公の独身男性・直樹(野間口徹)がメタバース(仮想空間)で出会う美少女アバター「ホナミ」。この時の衣装がいいのだ。
うさ耳を着用し、胸元の開いた青いドレス。お祭りシーンでは可愛らしい浴衣姿になったり、はたまたショート丈のタイトスカートにロングブーツを履いて「絶対領域」を見せつけたりと、いちいち「最高!」なのだ。
ホナミを操作するユーザーが、まだメタバースに不慣れという設定のため、歩くのがとんでもなくぎこちなかったり、よろけてすぐに倒れそうになったりするのだが、そんな動きの表現が非常にうまい。
いげちゃんは高校時代に硬式テニス部の部長をしていたそうだし、幼少期からピアノや習字の他にバレエ、体操、水泳なども習っていたということなので、運動神経の良さがこの演技のうまさに繋がっているのだろう。
表情による演技も素晴らしく、メタバースで起こる出来事のひとつひとつに感激する無邪気な笑顔は、ただただ眩しい。ネタバレになるのであえて書かないが、ホナミの正体がたとえ、いげちゃんのような可愛い女の子じゃなかったとしても、こんな出会いがあるのなら、現実世界に見切りをつけて仮想世界に完全移住したくなるかも、と思ってしまうほどだ。
4月28日放送の「千鳥のクセスゴ!」(フジテレビ系)では、バイきんぐ・小峠英二とコントでコラボしたいげちゃん。AKB48の「ポニーテールとシュシュ」のダンスを完コピ&熱唱した。歌はお世辞にも上手というわけではなかったが、口パクじゃなく本当に歌っているだけで好感度アップ。なによりこんなにスタイルのいいメンバーは、本家AKB48でもお目にかかれない!? 一生懸命に踊るダンスにはキレがあり、激しいステップもなんのその。その上、揺れるスカートの中からアンスコがチラチラと見えて、そりゃあもう悶絶級の愛らしさだった。
いげちゃんいいよぉ! これからも演技にバラエティーにと多方面でどんどん活躍し、様々な姿でわれわれを魅了してほしい。応援してるよ~!
(堀江南)