政治

平沢勝栄が投稿した超ナゾな一文字「m」をめぐる「北朝鮮拉致」とまさかの顛末

 自民党の平沢勝栄衆院議員がこのほどXに「m」という一文字だけを投稿し、憶測が広がっている。平沢氏は元エリート警察官僚で、北朝鮮による拉致問題にも取り組んできたことから、「m」にはなんらかのメッセージが含まれているのではないか、との見方が出た。

 平沢氏が投稿したのは4月30日。日朝関係をめぐっては、3月25日に金正恩総書記の妹にあたる金与正朝鮮労働党副部長が「金総書記に会いたい」という岸田文雄首相の意向を日本側が伝えてきた、とする談話を発表。これに対し、林芳正官房長官が「日本人拉致問題は既に解決された」とする北朝鮮の主張は受け入れられない、とコメントすると、与正氏は4月26日に再び談話を出し、日本側との接触や交渉を「拒否する」と表明した。

 ただ、これまでの膠着状態から変わったのは確実で、脈があるとみている日本側が様々なルートで、北朝鮮との接触を模索している最中だった。

 平沢氏は拉致議連の事務局長だった2004年4月、山崎拓元自民党副総裁とともに秘かに訪朝し、北朝鮮と接触したことがある。

 平沢氏は自身のネット番組でも「(日朝間の)なんらかの話し合いが進むような、そういった空気を作り出すため、私たちは全力を挙げて取り組んでいく必要があるだろうと思います」と強調していた。

 結局、平沢氏は翌日になって「昨日操作を誤り『m』という文字だけで投稿してしまいました。誤操作による投稿で、意味はありませんので、ご放念ください」とコメントした。なんという文字を打とうとしたのかは不明だが、とんだお騒がせだったわけだ。

 もっとも、日韓連携を揺さぶるためにも、北朝鮮には日本と折衝しようという意思があるのは確実で、日朝の水面下の接触を模索する動きは今後も続きそうである。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論