元ヤクルトの古田敦也氏が、DeNA元監督アレックス・ラミレス氏のYouTubeチャンネル〈【ラミレス公式】ラミちゃんねる〉に登場。通算2097安打で名球会入りした古田氏に「2000安打の秘訣」を尋ねると、「野村監督からよく言われたのは…」と、野村克也監督の教えを振り返った。
「長距離ヒッターか短距離ヒッターがいるけど、日本だと中距離ヒッターなんてよくいう。例えばツーベースが多いとか。『お前ら、中距離は狙ってできるのか』って(入団当初に)聞かれたんですよ。『二塁打だけ狙って打つことはできるのか』って。『中距離ってなんなんだよ。そんなバッターはありえない。結果、ツーベースになるだけだ。だから、中くらいで打つなんて選手を目指したら、絶対に失敗する』っていうのが野村監督の教えだった。『お前はどっちなんだ』って言われて『ボクは短距離です』って」
5月22日に巨人・坂本勇人が中日戦で通算450本目の二塁打を放ち、元阪急の福本豊氏を抜いて歴代2位に浮上した。この両者、そして二塁打本数1位の中日・立浪和義監督は、本塁打王のタイトルは持っていない。
一方、448本で4位の山内一弘氏は1959年と1960年、2度の本塁打王に。422本で7位の王貞治氏は、前人未到の15度の本塁打王を獲得している。
ちなみに371本で30位の落合博満氏は全てがホームラン狙いで、打ち損じがヒットだと公言しており、挙げた全選手が2000安打を達成している。
古田氏としては、徹底したヒット狙いが2000安打へと繋がったようだ。
(所ひで/ユーチューブライター)