ロックバンド「ボン・ジョヴィ」が2000年に発表したシングル「イッツ・マイ・ライフ」をBGMにポージングを決め、最後に「ヤー!」と叫んでオチに。そんな芸風のなかやまきんに君が、6月6日に都内で行われた「ボン・ジョヴィ『フォーエヴァー』POP UP STOREオープニングレセプション」に登場すると、この楽曲を選択した経緯を明かした。
2000年デビューのきんに君が、まだボディビルジムでアルバイトをしていた時のこと。ボディビル大会に出場した先輩が決勝に進出すると、フリーのポージング演技の際に流していたのが「イッツ・マイ・ライフ」だった。きんに君が回想する。
「ボディビルとこの曲がマッチしてるじゃないかと、衝撃を受けたんですよ。それでボクもそういうのをやりたいと、自分のお笑いイベントを開いた時に、ボディビル講座のコーナーをやったんですね。それで先輩のポーズをコピーしたんです。そうしたら会場が大盛り上がりして、それで登場のたびにやるようになりました」
きんに君の決まり文句「ヤー」「パワー」が「新語・流行語大賞」にノミネートされたのは、吉本興業からフリーに転身した2022年。再ブレイクの勢いそのままに、2023年のCM起用数は11社で、6位にランクインした。男性タレントでは12社の賀来賢人に次ぐ大躍進だった。その効果が絶大だったとして、音楽関係者が意外な話を明かす。
「日本の有料音楽配信サイト『レコチョク』の2023年の年間洋楽ランキングで『イッツ・マイ・ライフ』がなんと1位になったのです。ボン・ジョヴィの公式Xアカウントが、きんに君に感謝のメッセージを送っています」
明るく前向きなきんに君には、追い風が続いているようだ。ちなみに、イベントの模様は、YouTubeチャンネル〈oricon〉で一部公開されている。
(所ひで/ユーチューブライター)