真木よう子(32)が2月27日に開催される「第38回日本アカデミー賞」授賞式の司会を務める。昨年、最優秀主演女優賞(「さよなら渓谷」)と最優秀助演女優賞(「そして父になる」)をW受賞した真木は両賞のプレゼンターだけでなく、初司会という大役まで仰せつかった。
1月14日に行われた発表会見では、通算5回目の司会を務める西田敏行が余裕でジョークを飛ばす中、真木は緊張でガチガチ。
「もともとおしゃべりは得意ではないので、ご迷惑をおかけしないよう自分なりのできるだけの力で頑張っていきたいと思います」
と言葉少なにあいさつ。その後も「今回はできればやりたくない……って思ってしまうほど」と、まさかの本音を吐き出したあげく、「(昨年とは)また違う緊張と動揺と、もうどうしようっていう‥‥。何? なんだろう、この制度」と八つ当たりして、関係者を真っ青にさせた。
映画記者が言う。
「女優の初司会というと、昨年末に『紅白歌合戦』の紅組司会を務めた吉高由里子が頭に浮かびますよね。吉高といえば、下ネタ連発、ぶっちゃけ発言の愛すべきキャラですが、まさか天下のNHKでそんな大それたことができるわけもなく、本番では緊張感丸出し、カミカミ連発、説明をすっ飛ばす残念な内容で終了してしまいました。セリフをしゃべるのは得意でも、司会はちょっと、と尻込みする女優は少なくないんです。真木もその中の1人だったようですね」
これまで事務所は真木がヒロインを務める「SP」シリーズのようなクールでかっこいいキャラを前面に押し出してきた。イイ女イメージをキープするため、極力素が出るバラエティ番組にも出演させなかったし、インタビュー取材もめったに引き受けなかった。その理由は、真木の地がバレたくなかったからだという。
「真木は4人兄弟の2番目として誕生。家族からも男兄弟の一員として扱われるうちに性格が激変。気が強く、気性も激しく、男勝りになっていったという。小学生の頃、ハマっていたヤンキー漫画に影響され『やられたらやり返す』を実践。体のデカい兄貴にやられると、難癖つけては体の小さい2人の弟にうっぷん晴らし。いまだにオスを自称するほど喧嘩早くて、周囲をハラハラさせることも。初司会で緊張のあまり大暴走。女優をニラみつけたり、本音をズバズバぶつけたりしないとも限らない。毎回退屈極まりない日本アカデミー賞だが、視聴者にとってはこんな楽しみなことはない」(芸能ライター)
所属事務所関係者が頭を抱えている姿が、今から目に浮かんでくる!?