ビデオリサーチが発表した2024年上半期(1月~6月)のテレビCM出稿動向を見ると、そのランキングに大きな異変が起きているのがわかる。なんと、あの出川哲朗が前年の上半期10位から、一気に3位にランクアップしたのだ。1位・綾瀬はるか、2位・中条あやみという人気女優に次ぐ3位は、快挙というほかない。
現在起用されているソフトバンクは2017年から、永谷園は2019年からと、契約を更新。芸能人は人気商売であり、その中で特に競争の激しい芸人の世界でここまで同じ企業から継続して使われているのは、やはり好感度が下がらないからだろう。
CMだけではない。「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)や「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)、「出川一茂ホラン☆フシギの会」(テレビ朝日系)といった各局のテレビレギュラー番組も好調だ。ただし、今年60歳の出川に「死角」がないわけではない。
2017年に急性胆管炎で約10日間入院し、10本もの仕事に穴をあけるなど、常に体調面の不安がつきまとう。一時期は杖をついて歩かなければならないほど、腰の状態が悪化した。2008年には、一生治らないとも言われる椎間板ヘルニアの手術をしたものの、翌2009年にやはり再発。
2015年に「イッテQ!」の中で健康診断を受けたところ、日頃の運動不足から肺活量が健康な同年代の人の6割程度しかないことが判明している。さらには太りすぎのためバランス感覚が悪く、体のコントロールができない状態だったり、骨年齢が80歳であることもわかった。
過酷なロケの影響で、これまで首以外のほとんどの部位を骨折したことがあるという出川。そもそも折れやすいのかもしれない。
「しかも朝と夜は必ずコーラを飲むほどのフリークで、若い頃は毎日2リットル飲むなど、食生活は決して良好とはいえません」(芸能記者)
加齢によって体が動きづらくなるのは仕方ないとしても、不摂生がたたった結果では元も子もない。本人は死ぬまでリアクション芸人を続けたいと望んでいるが、今後どうなるのだろうか。
(村岡信二)