「俺は今年はちょっと朗希ファン、ロッテファンには怒られるかもしれないけど、ガッカリした。だって今年(真っすぐ)150キロ出ないでしょ。で、投げ方も悪いもん」
野球解説者・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル〈よしひこチャンネル〉でロッテ・佐々木朗希をこう評したのは、野球解説者の角盈男氏である。
今季は開幕ローテーション入りするも、故障により幾度となく登録を抹消されている佐々木について、角氏はさらに言う。
「ダルビッシュ(有)と大谷(翔平)を見たら、体が全然違うでしょ。ダルビッシュはもともと潜在的にいい体を持ってたけど、大谷は皆さんもご存知のように、細い体から一気に変わっていったじゃないですか。じゃあ朗希は何しなきゃいけないかって、一緒にオールジャパンでやってたわけだから、楽しみだったんですよ。ホントは165キロぐらい放っていくのかなって思ったら…」
角氏が言う「150キロ出ないでしょ」は極端な表現かもしれないが、2000年代のロッテで長らくエースを務めた清水直行氏も4月30日、ウェブサイト「Sportiva」で、4月29日時点の佐々木の問題点に言及していた。
「過去4年と比べると『別人が投げている』と言ってもいいくらい、違います。出力を抑え、真っ直ぐは150キロ台中盤(平均球速155.2キロ)で、スライダーが多めですね(約22%)」
1試合100球前後でローテーションを守り、1年間投げ切るための取り組みのようだが、ストレートの出力を制御していることが影響しているのか、今季は投球フォームがよくない、とも。
「ボールが手から離れる時に左肩が一塁側に倒れていますし、体が早く開いてしまっているので、ボールの出どころが見やすくなっているはずです」(清水氏)
今後、佐々木の投球に変化は見られるか。
(所ひで/ユーチューブライター)