来月20歳を迎える女優の川口春奈(19)。発売される写真集では下着姿を解禁、大人の色気を身につけつつある。そんな新癒やし系女王と呼ばれる彼女の素顔とは──。
中学1年だった07年にモデルデビュー。一躍その名を知らしめたのは、一昨年10月より放送されたゴールデンタイム初主演のドラマ「夫のカノジョ」(TBS系)だった。あろうことか“今世紀最低視聴率”を叩き出してしまったのだ。
第5話の平均視聴率は3%。その時、川口は芸能イベントなどで、
「日々皆さんに支えられていると感じるので、これからも頑張ります」
と涙ながらに訴えたが、それもかなわず、ドラマは全9話のところ8話で打ち切りとなってしまった。
撮影スタッフの一人は、
「ドラマの現場でもひどく落ち込み、共演者の鈴木砂羽さんや片平なぎささんが『大丈夫。春奈ちゃんのせいじゃないよ!』と励ましていました。見ているだけでつらかったですね」
と明かす。
それ以来、川口にとって視聴率はトラウマ。しばらくは低視聴率の責任を負わされる主演のオファーを断るほどだった。昨年7月クールの連ドラ「金田一少年の事件簿N」でヒロイン・七瀬美雪役を演じた際も、川口は周囲に、
「主役じゃないから気が楽!」
とこぼしていたという。
「金田一の現場では刑事役の山口智充にモノマネのリクエストをして、楽しんでいましたね。催眠術師の川上剛史氏が出演した回では、撮影の合間に川上氏がジャニーズの有岡大貴に催眠術をかけ、有岡はスタジオの柱からおでこが離れなくなりました」(芸能プロマネージャー)
それを見た川口は、
「やばい! 何で~!」
とゲラゲラ大笑いしていたという。心がピュアな人ほど術にかかりやすいと言われているだけに、清純派の川口も‥‥と思いきや、まったくと言っていいほど効かなかったそうだ。
実は同ドラマの宣伝で、ある番組に主演の「Hey!Say!JUMP」山田涼介と一緒に出演した際は、山田のトークに、
「サブい!」
「長い!」
と容赦ないツッコミを入れていた。清純そうな川口の素顔はかなりの“毒舌家”のようなのだ。
そのギャップを芸能関係者が明かす。
「30代後半ながら年齢を感じさせないメイクを施す達人の女性がいます。あるドラマの現場でその様子を見た川口さんはスタッフと『(メイクしても)やっぱり目元に(年齢が)出ちゃうよね。けっこうきついよね~』とヒソヒソ話していました。別の現場では40代の女性スタッフを見て『あの人、若づくりじゃない? 頑張ってるよね~』と小声でしゃべっていました」
この発言に現場は凍りついた。ADの中には服装に気を遣わない人も多いが、川口は、
「何でそんなにダサいんですか?」
と、直球で質問するという。1つのネタとして言っているようだが、聞かれたほうは苦笑いするばかりだという。
川口は20歳の誕生日となる2月10日には初の下着姿を収めた写真集を出版予定だが、その際、「ウソ偽りのない私を見て!」と語っていた。ウソ偽りない“毒舌”で、今後も舞台裏を盛り上げていくに違いない。