毎年恒例の特番「有吉の夏休み」(フジテレビ系)で、9月7日の放送直前に緊急事態発生。出演者のひとりだったフワちゃんが編集で「消される」ことになったからだ。
今年は昨年同様、ハワイで撮影されたが、その後、やす子への不適切な言動で活動休止を余技なくされたフワちゃんの出演シーンがカットされることになった。
「放送を控えて、スタッフは編集し直さなければならなくなった。余計な仕事が増えて、いい迷惑。怒り心頭でしょう」(放送作家)
各番組やCMがフワちゃんを排除する中、最後まで静観の姿勢を見せていたこの番組が、ついに決断したということになる。ここまで追い込まれている現状だけを見ると、今回の活動休止はフワちゃんにとって「長い夏休み」になりそうだが、ここで考えなければならないのは、メインMC有吉弘行のこれまでの言動だ。
やす子にSNSで「死んでくださーい」とぶつけたことで騒動になったフワちゃんだが、有吉も、今は亡きダチョウ倶楽部・上島竜兵に幾度となく、ラジオやテレビで「死ね」と繰り返し口にしている。結局、2022年5月に自ら命を絶ったわけだが、先の放送作家は、
「フワちゃんの投稿が断罪されて、有吉のこうした暴言が看過されている現実には甚だ疑問に感じます。そもそも目の前の本人に向かって言ってるわけですからね。同じようなケースとして、浜田雅功が『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、芸能人の関係者からの暴露話を読み上げた最後に、アドリブで『死ねばいいのに』と付け加えています。これについても『ノリだからセーフと言えるんでしょうか』『ジョークとイジメの線引きはどこにあるのか』といった声が視聴者から寄せられています」
浜田の場合は「暴露された芸能人が笑っているから許される」といった擁護の意見もあるが、はたして関係性の問題なのだろうか。重ねて言うが、上島へのたび重なる暴言を、有吉は今どう思っているのか。
(十河ワタル)