人気者の周囲にはやはり人気者が集うということか。11月13日配信の「FRIDAY デジタル」では西麻布の会員制スナックで超人気芸人たちとの番組打ち上げを取り仕切るお笑いタレント・有吉弘行の“求心力”について言及されている。
同記事によれば、10月下旬の深夜1時に宴会を終えたという面々の中にはロッチの中岡創一や品川庄司の庄司智春、TKOの木下隆行、平成ノブシコブシの吉村崇といった大忙しのタレントの名前がズラリと並び、モデルの藤田ニコルや泉里香、さらには歌手の青山テルマの姿もあったという。
今や有吉ファミリーの筆頭格でもあるアンガールズの田中卓志や狩野英孝の名前がなかったのは意外だが、そもそも年末特番の収録が立て続けに行われるこの時期に、上記の人気タレントを一堂に呼び集めるだけでも有吉の人望の厚さが窺えるというもの。加えて言うなら、集まった芸能人の所属事務所がバラバラというのも一つの特徴といえるだろう。
「過去に有吉は、“地獄の時代”と称するドン底の売れない時期を乗り越えられたのは、同じ太田プロのトップ芸人であるダチョウ倶楽部の上島竜兵による“竜兵会”の存在があったからだと語っていました。上島が竜兵会を発足するまで、太田プロには芸人同士で集まって飲み食いするという慣習が無く、有吉は吉本興業の芸人同士が同じ事務所内で派閥やグループを作り、日夜飲み明かしているというのがうらやましかったようです。現在は有吉が大御所となり、有吉会を形成する側の立場となりましたが、事務所の垣根を越えて“有吉会”を盛り上げ、参加者の間口を広げているのは彼の面倒見の良さを感じますね。通常は同じ事務所内の芸人で固まるのが一般的とされていますから」(テレビ誌ライター)
また、過去に「有吉の夏休み」シリーズ(フジテレビ系)では、共演者を色めき立たせる“注目発言”も残している。
「夏のハワイでリラックスしたのか、有吉は『有吉の夏休み』シリーズ(フジテレビ系)の出演者に対して、『やっぱりふだんの自分の東京の番組でもここにいるメンバーに対してはどうしてもひいきにしちゃうよね』と漏らし、自身がMCを務める番組で“夏休みメンバー”への特別待遇を示唆しました。司会を務めるタレントの中には、共演者との馴れ合いの関係になることをイヤがり、プライベートでの付き合いは避けるというケースもありますが、有吉の場合は私生活での“親密さ”がスタジオでの対応の差別化に生かされる可能性があるということで、もはや彼からの誘いは他の芸人にとって、どんな用事を後回しにしてでも快諾する価値があるのかもしれませんね」(前出・テレビ誌ライター)
かつて“嫌いな司会者は誰?”との無茶振りを受け、「司会者って権力者だからなぁ~」と名指しでの回答を渋っていた若手時代の有吉。今や自身がその立場に君臨することになったわけだが、良い意味でその権威は後輩たちへと還元されているようだ。
(木村慎吾)