「巨人の攻撃陣の顔は誰やって、岡本和真だから、負けた中にも和真が打っといてくれたら明日は大丈夫だってなるけど、和真が完璧に抑えられたんで、おいおい巨人の打線大丈夫かって、心配してしまうよね」
高橋由伸監督時代に1軍ヘッドコーチを務めた村田真一氏が、巨人の主砲・岡本和真に「喝」を入れた。スポーツ報知のYouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉でのことだ。
激しい優勝争いの最中にある巨人は負けられない試合が続くが、村田氏が不満をあらわにしたのは、9月3日から5日のヤクルトとの3連戦だった。巨人は初戦を延長の末に3-4で敗戦。2戦目は0-3で完封されてしまう。この間、岡本の安打は初戦の1本にとどまり、本塁打はおろか、打点も挙げていない。村田氏は岡本にこう要求した。
「あと22試合、線を引いて(打率)3割、(本塁打)5~6本、打点も15とか挙げてほしいよね」
その上で村田氏が引き合いに出したのは、1994年10月8日にナゴヤ球場で行われた「10.8決戦」。同率首位で並んだ巨人と中日の最終戦にして直接対決であり、巨人が6-3で勝利して劇的にペナントを制した。当時捕手だった村田氏は、
「あの試合を振り返ったら、落合さんはやっぱり打ったもんね、4番バッター。ホームラン、タイムリー」
ゆえに、チームが苦しい時こそ引っ張るのが、
「4番なのよ、岡本和真なのよ。このまま和真が打てんかったら巨人、落ちていっちゃうと思う。和真、頑張って!」
村田氏の叫びは岡本に届くのか。
(所ひで/ユーチューブライター)