かつて2016年の世界選手権で優勝するなど、日本の女子空手界を牽引してきた植草歩。引退後は母校の日体大柏高の監督に就任するとともに、報道陣を驚かせたのは、ぽっちゃり系モデルへの転身だった。
「自分から積極的に売り込みをして、日本初のふくよかな女性向けファッション誌『la farfa(ラ・ファーファ)』の専属モデルへの採用が決まりました。10月1日には情報番組『めざまし8チャンネル』(フジテレビ系の公式YouTube)のインタビューで、モデルへの熱い思いを語っていました」(スポーツ紙記者)
現役時代は「空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ」と呼ばれ、キュートなルックスで人気を博した。空手で培った美しい姿勢と、身長168センチ、体重85キロ、B110・W97・H115のダイナマイトボディを武器に、モデル界でも新風を吹かせてくると思われたのだが、いきなりピンチに見舞われていた。
「めざまし8チャンネル」に出演した2日後の10月3日、「ラ・ファーファ」が公式サイトで、2025年1月号(11月20日発売)で休刊すると発表。約11年半の歴史に幕を下ろすことになったのだ。
「今後はウェブやSNSなどで、ぽっちゃり女性のファッションを応援する事業展開になるようですが…」(前出・スポーツ紙記者)
ヤル気満々で意気込んでいた矢先の悲報に、植草のショックは想像に難くないが、その一方では追い風も吹いている。
「もともと明るいキャラクターで、トークスキルにも定評があるため、年末に向けてバラエティー番組のオファーが増えそうです。空手界のすそ野を広げるために、タレント業には前向きな様子。中高年のオヤジ世代にはスレンダー系よりもぽっちゃり系の方が支持されるので、水面下ではグラビアのオファーに動き出そうとしている出版社もあると聞きました」(芸能記者)
「最&高」の船出とはならなかったが、これまで何度も逆境を跳ね返してきただけに、ぽっちゃりタレントとしてブレイクする可能性は十分。空手美女の第二の人生を応援したい。
(海原牧人)