一方で桐谷といえば、その清廉なイメージからCMやイメージキャラクターに起用されることが多い。
しかも、今年は「CM女王」の座も狙えるほどの人気だ。その反面、スポンサーサイドへの配慮もあって、大胆なセクシー路線が厳しいムードだという残念な声もある。広告代理店関係者が話す。
「ニホンモニターの発表する『タレントCM起用社数ランキング』は、一昨年の女王・武井咲が伸び悩み、混戦模様だと伝えています。結果、昨年のクイーンはローラの14社で、NHK朝ドラ『あまちゃん』で大飛躍した有村架純が13社で続き、桐谷は12社の3位でした。ただ、今年は逆転候補の代表格となっている。昨年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で、信長に反旗を翻した荒木村重の妻役を熱演し、全国区女優へとステップアップに成功。現在の推定CM契約料金の2500万円はお買い得感があり、売り込みもしやすく、今年は初のクイーンも射程圏。となると、大作映画であっても脱ぎシーンの披露は厳しそうです」
米国の映画専門サイトが発表している「世界で最も美しい顔100人」のランキングでも、昨年はついに第8位でベストテン入り。
小谷氏もうなずくばかりだ。
「美少女の系譜で言えば、小泉今日子ライン。逆三角形の小顔で、顎のラインが美しいんです。ショートヘアの似合ったキョンキョンのように、桐谷もポニーテールで耳を出すと、いっそう引き立ちますからね」
小谷氏のお勧めCMは、昨年夏のサッポロビール「極ZERO」だ。可憐な浴衣姿が印象的だった。共演した、さまぁ~ず・三村マサカズも正統派の美女顔にうっとり。花火を見ながら飲んで見つめ合うシーンではNGを連発した。「(桐谷の)目がきれいなんですよ。目を合わせる時に本当にてれてしまって」と失敗談を打ち明けたほどである。
CM出演を重ねる好感度の高さは、女優としてばかりでなく、もう1つの顔・キャスターとしての活躍ぶりによっても後押しされている。
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が話す。
「桐谷はフェリス女学院に通う才媛だけに、12年4月に『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の火曜日キャスターに抜擢されて以来、人気も実力も着実にアップしてますよね。女優業で忙しい中、しっかりと現場ルポにも同行するなど、スタッフの評判も上々です。同じ番組でキャスターを務める、慶応出身の嵐・櫻井翔と比較され、『櫻井の女性版』なんて声も聞かれる。ただ、主婦層の人気は別物。女優&キャスターをこなした沢田亜矢子さんは主婦層の目を意識して『極力、知的さを封印するようにした』と話していましたから、お高く見えてしまうのも考え物なんです」