デビューから10周年を迎えた桐谷美玲。女優として数多くの映画やドラマで活躍するばかりか、夜のニュース番組でキャスターも務め、「CM女王」の座まで狙えるほどの人気ぶりだ。そんなモデル出身でスレンダーな美女の魅力を解剖していくと、どうにもなんと、“豊満な武器”を隠し持っていたのである。
昨年11月末、25歳の誕生日を間近に控えた桐谷美玲は、初の写真集「失恋、旅行、パリ。」(講談社)の発売記念イベントではじけた。
スポーツ紙カメラマンが振り返る。
「パリの街は桐谷のいちばん好きな場所で、迷わず撮影場所に指定したそうです。デビュー10周年の節目を迎える、締めくくりの作品を完成させた喜びか、いつにもまして饒舌で、笑顔が絶えなかった。コンセプトの『失恋』を表現したカットが“イチ推し”だそうです。落ち葉が吹き寄せられた路上で乱れ髪のまま、素肌に古新聞を身にまとっただけの姿で横向きに寝そべったカットは確かにそそりました。そんな過激なカットを公開しても、あっけらかんと『汚れた私を見てください!』と上機嫌でしたね」
同じシチュエーションの別カットでは、デニムの短パンから細くて長い脚が伸び、汚れたグレーのタンクトップが、くびれた腰つきや白い肌を強調。モデル級のプロポーションが映える。
スポーツ紙カメラマンが続ける。
「所属事務所によれば、身長163.5センチで体重39キロ、スリーサイズがB78・W57・H83。華奢なモデル体型とはいえ、スタイルのよさが際立っていますね。彼女が好きだというカットを見ていると、うつろな瞳もいい。まるでかなわぬ恋の不倫相手が去り、ベッドに取り残された映画のワンシーンのようで、女優としての成長をうかがわせる一枚でしたね」
写真集の後半では、傷心が癒え、新しい恋に落ちる様が描かれる。そこでイメージとは違った一端をのぞかせるのだ。
艶やかな黒のボディランジェリー姿に始まり、タオルでアップした髪を包み、白のキャミソール姿で横向きに爪先立つと、ヒップラインが浮かび、意外なほどの肉感美がそそる。さらにバスタブのへりに片手を添えて腰を下ろしてうつむくや、細い腕に寄せられた胸元が一変。バストの谷間に渓谷ラインが姿を現すではないか──。
16歳のデビュー時代から桐谷を見続けてきた、アイドル評論家の小谷哲氏が語る。
「彼女は15歳でスカウトされ、翌年2月に映画『春の居場所』(カエルカフェ)でデビューし、4月から雑誌『Seventeen』の専属モデルとなって人気を集めた。胸が大きいとの噂は、17歳の夏ぐらいからファンの間でささやかれ始めてましたよ。もちろんグラドルのようにサイズがデカいというのではなく、意外とカップが大きく、将来は大きくなるんじゃないかという意味合いで注目されていたんです」