和田アキ子の暴言は数あれど、とうとう「レッドカード」が出た。芸能人夫妻の子供の実名をラジオ番組で暴露し、リスナーから大ブーイングが巻き起こっているのだ。
問題の放送事故は和田がパーソナリティーの「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)の序盤に起きた。和田は極楽とんぼの山本圭壱と元AKB48の西野未姫夫妻に10月17日、第一子の女の子が誕生したと明かした。
2006年に未成年者との淫行事件を起こし、吉本興業を契約解除された山本にとっては、その後も面倒を見てくれた和田は恩人。改心した山本から「パパになった」と電話報告があったというところまでは「イイ話」だった。ところが和田は、
「出産予定日は先週だったの。それが遅れててね」
西野と第一子の健康状態や個人情報をペラペラ話し始めると、
「生まれたのは女の子なんだけどね。もうお祝いもあげたんだけど、お祝いあげるから名前教えて、って。言っていいと思うんだけど。名前が○○○っていうのよね」
なんと、子供の実名と命名の由来を全国に晒してしまったのだ。西野自身はファンに向けた出産報告で、子供の実名を明かしていない。
しかも和田はこの日の放送で、自分の身内と出かけた台湾旅行に関しては「Nくん」「Tくん」と実名を伏せて、イニシャルトークを展開。つまり山本と西野の第一子の実名暴露は「つい、うっかり」ではなく、「生放送での実名出し」の分別がついていた上でのことになる。
ある民放局の社員は、さらなる放送事故を危惧するのだ。
「週末になるたびに、和田さんがレギュラー出演するラジオかテレビで暴言が話題になる。ラジオもテレビも現場はもう、『彼女を生放送で使うのが怖い。使えない』というのが本音です。ラジオは事前収録で、今まで通り自由に語ってもらえばいい。問題はTBSの『アッコにおまかせ!』でしょうね。あの番組は生放送だからこそ面白いのですが、生放送で今回のように未成年者の個人情報をバラしたら、当事者は泣き寝入りしても視聴者が黙っていない。『放送倫理・番組向上機構(BPO)』送りでしょう」
週末の生放送で、和田は何か弁明するのか。
(那須優子)