どんなに代えが効かないと思われるキャラクターでも、いなくなったら別の誰かに取って代わられるのが芸能界の掟。あの誤爆騒動で「一発退場」となった〝陽キャタレント〟も御多分に漏れずで‥‥。
「人気者ながら個人事務所のフリーランスだったので、ギャラも安く抑えられて官民のPRイベントにキャスティングしやすい存在でした。それが不祥事のせいで一夜にしてひっくり返った。『明るい無礼者』のパブリックイメージに『いじめっ子』が掛け合わさるのは最悪でした」
PR会社関係者にこう苦言を呈されたのは、現在芸能活動休止中のフワちゃん(30)。事の発端は今年8月にピン芸人のやす子に向けたXの投稿。もはや詳しい説明は不要だろう。前出・PR会社関係者が続ける。
「やす子のポストを引用して『死んでくださーい』を含む暴言が世間からドン引きされたのです。やす子が『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンを走る前だったことも拍車がかかり、フワちゃんが〝真面目な善人〟をからかう構図が誇張されてしまいました。どんなに格式ばった謝罪会見を開いても数年はメインストリームに戻れないでしょう」
水面下で謝罪の場を設けるなどの火消しに走るも焼け石に水。次から次にテレビのレギュラーやラジオのパーソナリティを降板するハメになった。
「テレビやラジオ以上に事態を重く受け止めたのが官公庁でした。フワちゃんは都庁イベントを中心にタレント枠の常連だっただけに対岸の火事では済まない。すぐさま官公庁からのNGは大手広告代理店に伝えられました。それに右に倣えで民間企業からもソッポを向かれてしまったのです」(前出・PR会社関係者)
その旨味のあるポジションを見過ごすわけもなく、さっそく奪い合いがスタートしているようで、
「各芸能事務所が血眼になって大手広告代理店に所属タレントを売り込んでいます。官公庁のイベントは民間企業にとってはベンチマークの意味合いと『潔白証明書』にほかなりませんからね。今のところ、都庁イベントで常連の、モデルでタレントの山之内すず(23)や、元欅坂46メンバーでパラスポーツ関連のイベントで常連の長濱ねる(26)が一歩リードしている印象です。共に熱愛報道こそあれどノースキャンダル。若者世代にリーチできる存在として重宝されているのです」(前出・PR会社関係者)
そんな2人の間隙を縫ってある人物が猛追している。
「元HKT48の村重杏奈(26)です。バラエティー番組での奔放発言が話題になりがちですが、底抜けに明るい性格とキュートなハーフ顔が多くの企業イメージに合致するのでしょう。ブレイクした1~2年の間に企業や映画のPRイベントに引っ張りだこに。こちらは民間から官公庁への〝逆輸入〟で、イベントの顔として起用したい官公庁からの引き合いも増えています」(前出・PR会社関係者)
椅子取りゲームの結末に注目したい。