DeNAが日本シリーズでソフトバンクに4勝2敗で、26年ぶり3度目の日本一に輝いた11月3日、もうひとつの日本一があったのをご存じだろうか。そしてこの2つの日本一には、同じ「勝利の女神」の存在があったのである。
「もうひとつの日本一」とは、愛知県の熱田神宮から三重県・伊勢神宮の8区間106.8キロで行われた第56回秩父宮賜杯全日本大学駅伝対校選手権大会だ。この全日本大学駅伝は、去る10月14日に鳥取県出雲市で行われた出雲駅伝、正月恒例の箱根駅伝と並び、学生三大駅伝のひとつに数えられる。結果は、国学院大学が出雲に続いて優勝を飾り、「三冠」に王手をかけた。
では「勝利の女神」は誰なのか。
「国学院大学OBの相川七瀬です」
と語るのは、スポーツライターである。
「前泊して名古屋入りし、朝早くから駅伝を観戦、応援しました。国学院大学陸上競技部・前田康弘監督の隣にいる美女は誰だ…なんて朱色のウインドブレーカーを着た相川の姿が、ネットニュースで話題になっていましたね」
実は相川の次男はDeNAファンで、三浦大輔監督とは家族ぐるみの付き合い。DeNA主催試合では、相川が何度か始球式を務めている。
日本一になった当日も横浜スタジアムを訪れており、自身のInstagramで〈ベイスターズ。日本一おめでとう〉というお祝いのコメントとともに、筒香嘉智のネーム入りタオルを広げた相川の笑顔をアップした。
昼夜で日本一を見届けた相川の喜びや、いかに。
(所ひで/ユーチューブライター)