熱狂と物議のパリ五輪だが、日本国内はおおむね「五輪は楽しい」の雰囲気に包まれている。しかし、一部の競技はメダルラッシュといえる状況だが、全国的にファンの多い「球技」は、バレーボールやサッカーが男女ともメダル獲得がならなかったなど、少々期待を裏切った結果となっている。
そして、先の2つと同様に「熱狂」が期待されたのがバスケットボール。男子はフランス戦で疑惑の判定に泣いた不運があるが、結局は男女とも3戦3敗でグループリーグ敗退。昨年のW杯で一気に高まった男子バスケの人気と、前回の東京五輪で銀メダルを獲得した女子バスケの勢いをさらに加速させることはできなかった。
そんなバスケ絡みで「女性セブン」がある女優がパリへ旅立つ姿を報じている。ルイ・ヴィトンの派手なモノグラムのパンツを履いてパリへ向かって羽田から旅立ったのは、広瀬すずだった。
広瀬はバスケの日本代表を応援する「テレビ朝日バスケSPブースター」として渡仏し、7月30日に行われた男子の予選リーグ第2戦「日本×フランス」を生観戦していたが、あわや金星の日本の大健闘には「日本を代表する美人女優が近くで応援していたら、そりゃ男子選手たちは発奮するよ」といったお気楽投稿がされていた。
その2日後の8月1日は、テレビ朝日が生中継した女子の予選リーグ第2戦「日本×ドイツ」で、現地から安藤萌々アナと松岡修造とともにテレビ出演し、熱い声援を送っていたが、徐々に広瀬を絶賛する声がしぼんでいったという。週刊誌記者が話す。
「国内で行われた強化試合あたりから、会場の広瀬の応援シーンとともに、美しすぎる女優が…といった記事が多数ありました。『勝利の女神になれるか』といった内容ですね。今回のパリでもそれは同様でしたが、熱心なバスケファンからは選手たちがプレーしている写真を使ってほしいという要望はありました。それでも広瀬の艶姿を楽しむファンはいたようですから、需要はあったのでしょう。ところが、試合を重ねるにつれて男女の代表とも重たい雰囲気になっていき、結果、どちらも最終戦は惨敗といっていい内容でしたからね。広瀬に『勝利の女神』になってほしいと都合のいい期待を寄せていた人たちからは、『ただのヴィトンの広告塔でした』などの失望コメントがいくつか見られました」
広瀬は男子代表の予選リーグ初戦の前日に行われた「開会式ビューイングカクテルパーティ」に、ヴィトンの新作ドレスで出席している。
パリでもその美貌が映えたことは間違いないだけに、バスケ応援団としては不完全燃焼だったが、ヴィトンのアンバサダーとしての活動はバッチリだった広瀬。それについて皮肉を言われるのは少し気の毒かもしれない。
(石見剣)