●ゲスト:日南響子(ひなみ・きょおこ) 1994年生まれ。愛知県出身。12歳から4年間、女子中学生向けファッション雑誌「ニコラ」(新潮社)のトップモデルとして活躍し、女優としても人気を博す。現在は「珠麟(しゅりん)」というアーティスト名での音楽ライブに力を入れて活動している。自身が企画から携わり、生まれたままの姿を写した2nd写真集「SAI」(ワニブックス)が発売中。
ファッション誌を中心に、美少女トップモデルとして大活躍していた日南響子。今年1月に発表した写真集では、長い髪を切り、ありのままの姿を写し出し話題となった。21歳になったばかりの彼女が、少女時代の知られざる苦悩や自殺未遂の真相を、天才テリーに洗いざらい打ち明けた!
テリー わぁ、背が高いんだね。
日南 167センチあります。
テリー やっぱりスタイルもバッチリ決まってるね。前は女子中学生向け雑誌のトップモデルだったんだよね。いつ頃まで続けていたの?
日南 高校2年生ですね。
テリー モデルを卒業したあとは、どんな活動をしていたの?
日南 グラビアや女優、歌手活動を。
テリー モデル時代は、すごく髪が長かったよね。いつ切ったの?
日南 腰までありましたけど、1年くらい前ですね。
テリー すごく格好いい。
日南 ありがとうございます。自分でも、髪形はこっちのほうがいいなと思っていて。長い時は自分にウソをついているような気持ちもありましたね。
テリー ファッション誌時代も、美少女な感じでかわいかったと思うけど。
日南 ロングヘアでフワフワしていた時は、イベントでファンの方に会うと驚かれていたんです。私は声が低いので、どうも怖い印象を持たれるみたいで。
テリー もっとキャピキャピしたキャラだと思われていたんだ。
日南 事務所の方からも、「もう少しかわいく、女の子らしくして」とは言われていましたね。しばらく言われたとおりに頑張っていたんですけど。
テリー そこは意識していたの?
日南 12歳でモデルデビューした1年目ぐらいから、だんだん自分の中で「こういうキャラでいなきゃいけないんだ」っていうのができてきて。
テリー 例えば、どういうキャラを作っていたの?
日南 ファンになってくれる読者さんは中学生の女の子たちなんですけど、その頃の子って、ファッションは「極端に格好いい」か、「極端にかわいい」、そのどちらかでないと支持されないんですね。
テリー ああ、なるほど。
日南 だから完全にロックテイストや真っ黒な服にするか、逆にお姫様みたいに、ピンクでフリフリの服にして、わかりやすい感じのかわいさを出していました。
テリー でも見る人が見れば、響子ちゃんの目に力がある部分を見抜くと思うよ。「この子はかわいいなぁ」と単純に感じるより、すごい表現力を内面に持っていることがわかる。
日南 本当ですか。恐縮です。