体調不良のため昨年9月から約1年間の休養を経て、今年11月にようやくテレビ出演再開にこぎつけたTBS・野村彩也子アナ(27)。地道に仕事を積み重ねる大事な時期にもかかわらず、本調子にはまだほど遠いようで─。
能楽師・野村萬斎の長女として生まれ、学生時代には親子でCM共演するなど〝超箱入り娘〟として育てられた野村アナ。未来のエース候補と大きな期待を受けてTBSに入局したのは20年のことだった。
「有名人の娘とあって、局上層部も相当な期待をしていました。ところが早朝番組『あさチャン!』を任せると、たびたび入り時間に遅刻してしまい出演枠は減少。結局、1年で半ば〝クビ〟となってしまいました。その後も局内での信頼回復がうまくいかず、出演番組を減らして先の休養につながった」(TBS関係者)
それでも復帰を境に心機一転、仕事に邁進してくれれば問題ないだろう。
ところが11月25日、新高輪プリンスホテルの宴会場で事は起こった。「プロ野球最優秀バッテリー賞」の授賞式会場でのことだ。
「91年から続く由緒ある表彰式に、野村アナは司会として呼ばれていました。主催スポーツ新聞社との関係性から長年、TBSがアナウンサーを派遣しているからです。会場には巨人の菅野智之、小林誠司とソフトバンクの有原航平、甲斐拓也の4選手が出席。現場では選手に受賞の感想を聞いていたのですが、今シーズンの活躍については与えられた資料に触れるだけで、試合を見ていないのがバレバレ。質問も『どうですか?』『いかがですか?』と通り一遍のQ&Aばかりで話を広げる様子もまるでありませんでした」(スポーツ紙プロ野球担当記者)
さらには、授賞式の最後にもやらかしてしまった。
「選考委員を代表して来場していた野球評論家の張本勲氏、辻発彦氏にお礼を言うのに『張本さん、辻本さん、ありがとうございした!』。勝手に名前を〝合体〟させられた2人が『おいおい!』とツッコんだのです。ようやく『あ、失礼しました』と陳謝しましたが、会場を引き揚げた後、2人は関係者に『あれはさすがにないでしょう』と苦言を呈していたそうです」(前出・スポーツ紙プロ野球担当記者)
野村アナの復帰に際し、局サイドは万全すぎるほどの配慮を施してきたはずなのだが‥‥。
「9月にアナウンスセンターに復職したタイミングで、TBSが体調不良の原因は『業務過多だった』と説明。早期に体調不良を見抜けなかった、組織の責任であるとわざわざ声明を出したのです。もともとTBSはアナウンサー全体に仕事が行きわたる配慮が薄く、人気アナに仕事が集中することが続いています。近年では江藤愛アナ、南波雅俊アナがそれで『体調を崩さないか心配だ』と制作スタッフからも声が上がっているほどだ。ただし、野村アナに関しては、局が過保護に最大限の配慮をしたことが逆効果。番組制作サイドが『だったら別のアナウンサーに頼もう』と腫れ物に触るかのような反応で、以前のように露出できなくなっているのです」(前出・TBS関係者)
おまけに、先の野球評論家の2人が〝喝〟を入れた件も、またたく間に業界中に知れ渡ったという。
「スポンサーも出席する大事な式典でやらかしましたからね。表彰式の関係者も『仕事を頼むのが難しい』と困り顔。またしても、みずから株を下げた印象です」(前出・TBS関係者)
それでもマイペースに仕事を進めてしまうのが、野村アナの〝伝統芸能〟なのだろうか。