2月23日放送のバラエティ番組「しゃべくり007」(日本テレビ系)に、アイドルグループ・NEWSの小山慶一郎が出演した。
小山といえば、NEWSのメンバーとして活躍する一方、夕方の報道番組「news every.」ではメインキャスターの1人として出演をしている。
番組の中で小山は、「日テレの社員に間違えられるアイドル」という触れ込みで登場。放送のある日は午後4時前からの放送にもかかわらず、午前中から局入りし、ニュース資料の読み込みから打ち合わせなどを重ねて本番に臨んでいることを明かした。
また、日テレの入構証と名刺まで持っているという小山は、自らを「社員みたい」と話し、日々、社食で食事をし、名刺交換をし、報道フロアには小山専用のデスクの設置までもが検討されるなど、完全に局内に溶け込んでいる様子を語った。
そんな小山だが、ニュースキャスターを始めるきっかけは、8年前にジャニー喜多川社長に突然言われたこんな一言だったという。
「YOUはさ、アナウンサーになったほうがいいよ。テレビ局に入って、ずっとアナウンサーやんなよ」
それから3年後、事務所が持ち込んだ企画ではなく、本当に日テレからキャスターの依頼が来たいきさつを話すと、スタジオの共演者たちもジャニー社長の先見の明に驚いたのだった。
いまや日テレの“夕方の顔”として活躍する小山だが、キャスターとしての評価は意外なほど高い。昨年末は選挙特番で中継リポートにも挑戦していたが、ネット上でも「小山慶一郎の中継上手すぎる。地頭が良いんだろう」「アナウンサーじゃないのか! レポートすごく上手だ」と、おおむね上々だった。
小山は番組内で、嵐の櫻井翔を「報道の世界にジャニーズ事務所が入ったパイオニア」と語り、その道筋を作った第一人者として尊敬していることを明かしていたが、その道を受け継ぎ、テレビ局と視聴者の信頼を獲得した小山の業績は、新たなジャニーズの歴史をつくっているのかもしれない。