博多を拠点とするアイドルグループ・HKT48の握手会イベントで、指原莉乃(22)を座長に、4月から明治座で公演を行うというビッグニュースが発表された。明治座といえば、東京・日本橋にある創業1873年(明治6年)、140年以上の歴史と伝統を誇る劇場。女性アイドル単独グループが公演を行うのは史上初の快挙となる。
「出演者はメンバーの中からオーディションで選ぶそうです。48グループは、AKB歌劇団をはじめ、宮本亜門演出の『ウィズ~オズの魔法使い~』でヒロインを務めたり、以前から演劇とは関わりを持ってきた。明治座の客はファンばかりとは限らない。目の肥えた常連客にもアピールしなければならないので、ハードルはかなり高いはず。10年ほど前に、モーニング娘。が新宿コマ劇場で『リボンの騎士』を公演した際には、コマ劇の常連客にも受け入れられ、大成功を収めています」(芸能記者)
スポーツ紙のベテランデスクは、HKT48の明治座公演の成功のポイントをこう語る。
「座長の指原が、ファン以外のオヤジ世代をどう取り込めるかしだいでしょう。彼女が以前にグラビアで演じた“昭和の人妻”ショットは50代以上の層から大好評だったとか。それに、彼女の最大の武器である“美脚”はオヤジたちの大好物です。48グループの中でも、HKTは若いメンバーが多く、オジさんたちには敷居が高い。指原が持ち前のサービス精神で“昭和なフェロモン”を撒き散らせば、ファン以外の一般客も足を運ぶのではないか」
指原が座長として舞台をどう成功に導くのか? 演技とともにその手腕にも注目したい。