2月14日放送の「ズームイン!! サタデー」(日本テレビ系)での不愛想な態度が批判を浴びたことで、関ジャニ∞の渋谷すばる(23)が、異例の直筆謝罪文を報道陣に配布した。
渋谷は、主演映画「味園ユニバース」の宣伝のために、共演する二階堂ふみ(20)とともに同番組に出演。司会者からの問い掛けに10秒以上無言を貫いたり、屋外で映画を宣伝する際には、フードを深くかぶり、ろくに言葉を発しなかったりと、そのぶっきら棒な態度が波紋を広げていた。
その後、2月24日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われた同映画の舞台あいさつに出席した際、直筆の反省文をマスコミ向けに配布したのだ。
文書には、〈未熟な為に皆様にご迷惑をおかけすることが多々ありましたが、今後は改めるところをしっかりと改め、大人として、プロとして表に立つ人間として恥ずかしくない行動をとっていきます〉などと綴られていた。
渋谷といえば、最近では短髪に無精ひげを蓄えて、あまり笑顔を見せることはなく、どちらかというとアイドルらしからぬとっつきにくい印象だが、音楽業界関係者はこう話す。
「もともと人見知りなうえ、昔からザ・クロマニヨンズの大ファンで、普段から甲本ヒロトさんを意識していますから、渋谷のそういった背景を知らない人には感じが悪く思われても不思議ではありませんよ。グループの枠を超えてある程度自由に振る舞えるソロでのステージでは、アイドルというよりは無骨なロッカーといった雰囲気を前面に押し出そうとしています」
今回の直筆謝罪文も、本人の申し出に沿う形で用意されたそうだが、あえて多くを語らず、文字をしたためるあたりは無骨なロッカーらしい対応だったとも言える。
とはいえ、その一方で結果的には謝罪という形をとった背景には所属事務所の力学が強く働いたようだ。
「一昔前のジャニーズならいちいち謝罪なんてさせなかったと思いますが、沢尻エリカの『別に…』騒動や昨今のインターネット絡みの炎上騒動には、大手芸能プロといえども敏感になっています。特に関ジャニは次期社長のジュリー副社長がマネジメントを担当し、『紅白』連続出場を果たすなど、今が一番大切な時期。すぐに謝罪させることで“火消し”に動いたかっこうです」(芸能プロ幹部)
直筆の謝罪文に関しても、お世辞にも美文字とは言い難いものだが、
「パソコンで作ったものより、気持ちがこもっていていい」「反省の色がうかがえる」など、ネット上での反応は悪くなかった。結果的には“神対応”となった渋谷だが、今後の自己プロデュースをどうしていくかはお手並み拝見である。