芸能

「年越しライブよりナマ配信」の旧ジャニーズと「釈明動画」も流せない松本人志の「明暗」

 NHK紅白歌合戦の選考漏れに続き、旧ジャニーズ恒例の年越しライブ「ジャニーズカウントダウンライブ(旧名)」が今年も開催されないとの報道があった。

 とはいえ、Hey!Say!JUMPは昨年に続き、大晦日に東京ドームでドームツアー追加公演の予定。SixTONESも国内最大の年末フェス「COUNTDOWN JAPAN24/25」最終日の出演が発表されている(すでにチケットの第2次抽選申し込みは終了)。NHKが紅白出場を打診していたといわれるSnow Manの大晦日スケジュールは今のところ白紙で、双方が否定しても、紅白出場をめぐってNHKとSTARTO ENTERTAINMENTがギリギリまで揉めていたことが伺える。

 Snow ManやKing&Princeは昨年に続き、ファン向けにネット生配信をする見込みだが、来年以降も年越しライブは開催されないのではないか、と危惧するのは芸能関係者だ。

「毎年、中継していたのはフジテレビですが、フジテレビ自体がドジャース・大谷翔平の自宅晒しや、日本野球機構との取材パス返上トラブル、新人アナウンサーいじり批判と、トラブル続き。これで中継を復活させても、スポンサーがつかないのでは。昨秋、フジテレビが中継を見送ると発表後、STARTO社も開催中止を発表しましたが、その代わりに企画されたファン向けの『年越し生配信』は、年末年始に家をあけられない地方在住のファンを中心に、大好評でした」

 STARTO社にしても、莫大なコストをかけて年越しライブをやるより、会場費や設営費、人件費のかからないネット配信でペイできると、昨年「学習」した。インバウンドで外国人観光客が年末年始の都内ホテルを押さえており、地方在住のファンが年越しライブのために上京するのはひと苦労。ネット配信なら地方のファンも、チケットの抽選販売に不満を持つファンも、気がねなく楽しめる。

 一方で動きが鈍いのが、ダウンタウンの松本人志だ。吉本興行の後輩芸人を見習ってネット配信を始めればいいのに、「週刊文春」への訴えを取り下げる代理人コメントを掲載した11月8日以降、Xへの投稿は止まっている。取り下げ直後に自身の口から釈明する動画配信でもしていれば、ファンは安堵、スポンサーが態度を軟化させたかもしれない。

「闇営業」問題で表舞台から去った宮迫博之のYouTubeチャンネル登録者数は126万人、中森明菜の同登録数は81万人と、コアなファンがついていれば、YouTube配信とライブで芸能活動は十分に続けられる。もし松本が動画配信という新しいスキルについていけず、地上波にしがみついているとすれば、芸人としての限界が見えてくる。

 性加害の逆風にネット配信という活路を見出したSTARTO社と、自らの性加害疑惑すらネット配信で語らない松本。政治家も芸能人も、動画配信を使いこなせない「老いぼれ」は、これから淘汰されていくのだろう。

(那須優子)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論