松田聖子の登場で幕を開けた80年代のアイドルシーンは、より華やかで、百花繚乱のお祭り騒ぎ。巨額の宣伝費や無表情なことさえも、グループの個性に数えられた。
84年にデビューした「キララとウララ」は、テクノ歌謡と派手な衣装が特徴的なデュオだった。
「活動は3年で終わりましたが、キララこと大谷香奈子は小室哲哉の最初の妻となり、離婚後はペットビジネスに参入して大成功を収めています。一方のウララこと天野なぎさは、先日放送されたバラエティで、布川敏和が30年前に想いを寄せていた人物として登場。現在はモデル事務所を経営していると語っていました」(芸能デスク)
同じ年にデビューした「少女隊」は、総額30億円の費用をかけて売り出されたが、それを回収する成果は得られなかった。
「メンバーの藍田美豊、安原麗子は後に過激な露出に挑んだが、引田智子は化粧品販売会社の社長になっています」(芸能ライター)
セイント・フォーも少女隊と同じく巨額の宣伝費がかけられたが、やはりB級に終わった。
「週刊誌のグラビアで熟ボディをさらす濱田のり子が、一人気を吐いています。2013年には板谷祐三子をのぞく濱田、鈴木幸恵、岩間沙織の3人で26年ぶりにライブを慣行。今後は定期的に開催されるようです」(芸能ライター)
そして、時代は「女子大生ぶーむ」、そしてあっという間に「女子高生」までもブランド化し、あの伝説のアイドルにつながっていった。