かつてはアイドルのプロデュースも手掛けていた田村淳に、アイドルファンからブーイングが寄せられているようだ。その発端は5月12日に放送された「全日本女子パリピ選手権」(AbemaTV)における田村の発言にあるという。
同番組は田村がMCを務め、そのタイトル通りにパリピ女子の頂点を決めるというもの。戦いは男性陣を相手にコンパ形式で行われ、今回は「元48パリピ神4」と称して小原春香(元AKB48/SDN48)、加藤智子(元SKE48)、手束真知子(元SKE48/SDN48)、なちゅ(元SDN48)の4名が参加した。そして問題のシーンは元48パリピ神4が、男性をセンターに「ヘビーローテーション」で盛り上がっている最中に発生したのである。
「同曲のPVではメンバー同士がキスを交わすシーンがあり、今回の番組でも元48たちがセンターの男性にキスするマネで盛り上げました。審査員たちから『キスするのか!?』といった声があがるなか、なちゅがおもむろに男性のホオにキス。そのシーンに田村が『あの子はキスできるアイドルなんだ!』と爆笑していたのです」(アイドル誌のライター)
この流れだけを聞くとたしかに、元48のメンバーが人前で男性にキスしたことになる。だが実際には田村が爆笑すること自体がおかしいというのだ。アイドル誌のライターが続ける。
「この場面にアイドルファンからは『なちゅをオチに使ってるんじゃねえよ!』『アイドル、バカにしてんのか!?』といった怒号があがりました。なちゅはたしかにSDN48に在籍していたものの、本職はピン芸人で、芸能界に入る前はギャルサーの総長だった経歴の持ち主。SDN48では“MC専属要員”という特殊な立場を務めていたにすぎません。今回の番組にしても最初からなちゅが何者かをわかってキャスティングしているはずで、要は出オチみたいなものです。そのなちゅがキスしたからといって田村が『キスできるアイドルだ!』とはやし立てるのは明らかにミスリードであり、他の参加メンバーに対しても失礼というものでしょう」
やたらと畑違いの分野に首を突っ込んでは顰蹙を買ってばかりの田村だが、多少は関わりのあるアイドル分野であってもファンからの拒否反応は大きいようだ。
(金田麻有)