水谷豊が主演を務めるテレビ朝日系のドラマ「相棒 season23」が3月12日に最終回を迎え、視聴率は10.8%(世帯平均・関東地区)だった。
報道によれば、同シリーズの次回作となる「season24」の制作は既に決定。水谷も一時はいつまで続けていいものか、弱気になっていた時期があったが、今では「まだ相棒を終わらせるわけにはいかない」と、前向きな姿勢でいるという。
以前に比べれば、視聴率は低下しつつある。それでも現在では少なくなった、視聴率10%超えを期待できる数少ない民放連ドラとして、テレ朝にはなくてはならないコンテンツだ。制作陣としても、やめる理由はないのだろう。
そんな長寿ドラマを水谷がまだまだ辞められない理由として挙げられるのは、「3代目相棒」だった成宮寛貴の存在だ。
成宮は2代目相棒だった神戸尊(及川光博)のあとを継ぎ、甲斐亨として2012年10月スタートの「season11」から登場。2015年3月に最終回を迎える「season13」まで、3期にわたって出演した。
成宮はその後、2016年12月に週刊誌上で違法薬物使用疑惑が報じられ、報道内容は事実無根と否定しながらも、芸能界から突如として引退。理由は「信頼していた友人の裏切りと、絶対に知られたくなかったセクシャリティな部分が明るみになってしまったこと」であると明かし、一時は海外へ移住した。
昨年秋に俳優業再開が報じられ、いよいよ3月27日に、主演する配信ドラマ「死ぬほど愛して」(ABEMA)がスタートする。「相棒」復帰も期待されるが、
「スポンサーがコンプライアンス問題に過敏になっている昨今、薬物問題がうやむやになってしまった成宮を起用するのは難しい、との見方が…」(芸能記者)
ただ、水谷は成宮を非常に可愛がっており、なんとか「相棒」に復帰させたい意向があるという。これこそが、水谷が「相棒」をやめるわけにはいかない大きな理由なのだと…。
「レギュラー出演は難しくとも、元日スペシャルへの単発復帰ならスポンサーの理解が得られるのではないかと、水谷は考えているようです。そのためにも今回の成宮復帰ドラマはなんとしても成功させたい。ABEMAはテレ朝の子会社ですからね」(テレビ関係者)
成宮の「相棒」復帰は、2026年元日になりそう…かも。
(石見剣)