スポーツ

阪神・先発ローテ「最後の1枠」に群がる4人の激烈バトルと藤川監督の「眼力」

 藤川阪神の先発投手争いが、熾烈を極めている。

 3月12日、ベルーナドームでの西武とオープン戦では、先発登板した新外国人右腕デュプランティエが3回を1安打5奪三振で無失点に抑え、開幕ローテ入りを猛アピールした。

 藤川球児監督は「ボールの強さとかは、いいものがあった」と評価するも、開幕ローテ入りに関しては「まだ3回50球なんで、まだ次の段階がある」。その上で「たくさんの(開幕ローテ)候補がいる中で、また考えなければいけない」と、嬉しい悲鳴を上げた。

 開幕2カードに登板する先発投手6人のうち、村上頌樹、才木浩人、西勇輝、ビーズリーの4人は確定だとされる。門別啓人も好投を続けており、現状では3月29日の開幕第2戦に先発する公算が出てきた。残り1枠をデュプランティエとドラ1左腕の伊原陵人、富田蓮、及川雅貴が争っている状況だ。

 伊原は3月11日の西武とのオープン戦に先発し、4回3安打2四球ながら無失点に抑えた。ここまで3試合で、防御率は0.00だ。

 富田もDeNAとのオープン戦で3回パーフェクト。5試合で防御率0.00と快投を続けている。

 及川は巨人との2軍練習試合で1回を完全投球、西武戦には中継ぎで3回をゼロ封と、調子を上げている。

 対照的に不安視されているのは、ローテ入りしているとされる西だ。巨人とのオープン戦では2回2/3で打者20人に対し、11安打を浴びて大炎上の8失点。通常とは違った配球を試すなど、試行錯誤の段階だったにしても、打たれすぎだ。

 野球解説者の佐藤義則氏は自身のYouTubeチャンネルで、西の投球を酷評。

「変化球を全部、打たれていた。スライダーはどとんど曲がっていないように見えた。コントロールで抑えるピッチャーなのに、あれだけコースが真ん中に寄っていれば、巨人打線に捕まってしまう」

 開幕ローテ6人を誰に託すのか。藤川監督の眼力が問われる。

(石見剣)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
2
同僚ヘルナンデスが指摘!第一子誕生の大谷翔平「ボールが見えない」のは「夜中に起きなきゃいけない」から
3
目が覚めたら観光地!東武鉄道と東京メトロ相互直通運転で「寝過ごし厳禁路線」が爆誕
4
南原清隆が証明…もう似顔絵も名前表示もテレビ画面に映せなくなった松本人志の「絶望的未来」
5
中山美穂「お別れ会」で感動の弔辞を読んだ小泉今日子の「映像も画像も公開されなかった」理由