徐々にバラエティ番組で人気が出始めた小池は、生来のサービス精神も相まってタレントとして一気にブレイクする。
「当時はグラドルでも『胸ばかり注目されるのは嫌』と主張する子も多かった。そんな中、小池は自分のバストやルックスを“オイシいキャラ”としてネタにしたんです。吉岡美穂が“癒やし系”でブレイクしていた時期ですが、小池はそれに対し、自分から“威圧系”と名乗っていました(笑)。その意味では、グラドルがバラエティ番組で戦う“正解の雛型”を作ったパイオニアと言えるかもしれません」(堀越氏)
胸をネタにしては「手術疑惑」を晴らすため、レントゲン撮影をさせたこともあったほどだ。
こうした乗りのよさから、「ワンナイR&R」(フジテレビ系)などで共演して、芸能界では数少ない親友だという雨上がり決死隊の宮迫博之は「僕が見た中では、数少ない天才」と絶賛を惜しまない。
とんねるずの石橋貴明から「悪いウルトラマン」などと言われるのを筆頭に、自分がイジられても笑顔を絶やさないのだから、バラエティにおける小池のキャパシティは、並の女芸人では太刀打ちできないほどだった。
極め付きは、みずから性癖まで暴露したことだ。
「以前はバラエティやコントなどで芸人をちゅうちょなくビンタしたり、ボンデージを身につけて女王様キャラを演じることが多く、本物のSキャラと見られていた。ところがのちに、『ロンドンハーツ』(テレ朝系)の人気企画『格付けし合う女たち』で『私は極上のMです』と宣言。さらに『踊る!さんま御殿!!』(日テレ系)でも、『彼氏にはお前と呼ばれたい。所有物になったような気がしてすごくいい』と、そのドMな性癖をカミングアウトしています」(堀越氏)
この“ドM告白”のきっかけになったと言われるのがプロレスラー・坂田亘(41)との結婚。02年の交際発覚以降、6年間も愛を育んで07年にようやくゴールインにこぎつけたのは“ドM性癖”を証明するかのようだ。
「当初、名古屋にいた坂田とは遠距離恋愛でしたが、小池は文句一つ言わず、いちずに尽くしていましたからね。結婚前に坂田がお店を出した際も、店に坂田の知り合いや先輩などの仕事関係者が来ると、忙しい仕事の合間を縫ってお店に顔を出し、『(坂田を)よろしくお願いします』と頭を下げていた。坂田が趣味の高級時計や車に散財しても文句も言いません。ホレた男には黙ってついていく。ドMというのは本当でしょうね」(元週刊誌編集幹部)