これもファンの期待の表れだろう。「Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント」(3月21~23日)にツアー初出場した青木香奈子のインスタグラム登録者数が、爆上がりしている。
青木はアマチュア時代からインスタグラムを開設しているが、昨年の春頃はまだ知名度が低く、フォロワーは3万人程度だった。ところが昨年11月のプロテストに合格すると、5万人を突破。さらにプロデビュー戦を13位タイでフィニッシュすると、一気に7万2000人に達する勢いを見せている。直近6カ月の増加率は90%を超えており、新人女子プロゴルファーとしては驚異的な伸びといえよう。
いや、目を付けているのはファンばかりではない。すでに高砂熱学工業やデサントなど、スポンサーは9社に上る。スター性のある容姿と相まって、人気はうなぎ上りだ。
古江彩佳、西村優菜らと同じ2000年生れのプラチナ世代で、宮崎日大高校を卒業後、地元フェニックスCCで研修生となり、プロを目指した。2023年に一念発起して退職し、関東に拠点を移して研鑽を積むと、昨年11月のプロテストに合格。6回目のチャレンジで、24歳での念願のプロ入りを果たした。プラチナ世代の中では遅咲きだが、研修生という肩書がなくなってプロの自覚が芽生えると、一気に頭角を現した。
デビュー戦では「ツアートップ10入り」の目標こそ達成できなかったが、13位は堂々たる成績。飛距離と正確なショットでピンにつけるスタイルは「スカッとする」と、ファン受けは上々だ。次戦は地元宮崎で3月28日から開催される「アクサレディスゴルフトーナメント」。ここでトップ10入りなら、インスタグラムのフォロワーは一気に10万人を突破することだろう。
(ケン高田)