生放送の特番中に江頭2:50が「オレの女になれ!」と人気女優を追いかけ回した。突然の出来事にお相手は涙をぬぐう仕草を見せ、ネットでは大炎上。とはいえ、これまでテレビで放送されてきた暴走芸は江頭のお約束だけにあらず。制御不能な放送事故は、まさにテレビの歴史そのものである。
3月29日に放送されたTBS系「オールスター感謝祭2025春」で江頭2:50(59)がいやらしく舌をレロレロさせながら永野芽郁(25)を追い回した。共演者に取り押さえられるハプニングは、永野がしばし退席したこともあり、想像以上の反響を呼んでしまったのだ。ネット上でも、暴走に対する賛否の議論がなかなか収まらなかった。
森羅万象漫画家のやくみつる氏が冷静に解説する。
「通常、芸人が若い女性を襲撃するような構図の暴走に対しては『否』とする意見が突出しますが、今回は『賛』とする意見も同じように展開されている。エガちゃんが暴れたのも、永野芽郁さんが逃げ回ったのも、涙を含めて予定調和。目くじら立てるほどのことではありませんね」
バラエティー番組の演出の範疇というわけだ。
芸能レポーターの城下尊之氏もこう付け足す。
「彼は昔からああいう芸風です。それをやめてしまえば、江頭2:50ではない。そもそもテレビには1年に1度出るか出ないかで、ハナから出禁的な存在。その分、登録者数が460万人を超えるYouTubeチャンネルでは、丸出しの尻に体温計を挿したまま四つん這いで歩くドッキリ企画など、江頭ワールド全開です。意外に擁護派が多いのも、『彼ならやって当たり前』と認知されているという背景もあるでしょう」
江頭は01年7月30日の「笑っていいとも!」(フジテレビ系)に出演した際にも、大御所の橋田壽賀子氏に対し「俺はお前が前から好きだった!」と強引に唇を奪う前科があった。結果、「いいとも」は13年間もの出禁になった。
そして「オールスター感謝祭」でのトラブルといえば、09年10月3日に当時の番組司会者・島田紳助が東京03に詰め寄るシーンも忘れられない。
放送前にあいさつがなかったことに対する怒りが収まらず、生放送中についにマグマが噴火。サーカス団が実演をしてスタジオが暗転する中、東京03のもとに紳助が向かうシーンが映し出されたのだ。そして「初めまして。紳助と申します」と、若手が凍り付くあいさつをしたという。暴行こそ未遂に終わったものの、オンエアされていないところではさらに「(番組終了まで)あと1時間20分となりました。東京03の芸人生命もあと1時間20分です」と声高に口にしたとも‥‥。
かつて「謎を解け!まさかのミステリー」(日本テレビ系)で紳助と共演していた、やく氏が語る。
「東京03がうつむいているのを見て『両者の間にトラブルがあったのではないか』とネット民が反応し、事件へと昇華してしまった感があります。番組でご一緒している時は、あいさつにうるさかったり、ピリピリした部分は見たことがなかったですけどね」
一方で城下氏は、紳助が怒りを露わにした別の現場での目撃談を明かす。
「少し高圧的に映ってしまう部分はあった。他事務所のタレントマネージャーを怒鳴りつけているのを見たこともあります」
いずれにせよ、東京03の芸人生命が今も続いているのは何よりである。