国民民主党は党名を「国民不倫党」に変更した方がいいかもしれない。グラドルと不倫密会した玉木雄一郎代表に続き、平岩征樹衆院議員=比例近畿=が自身のウェブサイトで「既婚者の身でありながらそのことを秘して交際していた方がいたことは事実です」と過去の不倫行為を明らかにしたからだ。党関係者によれば、不倫疑惑がある議員は他にもいるという。夏の参院選で躍進するとみられている国民民主党だが、不倫騒動が止まらなければ、失速の可能性が出てきた。
平岩氏が説明したところによれば、令和3年頃、既婚者であることや本名を隠して女性と交際。平岩氏は「交際をしてくださっていたお相手の方や妻や家族に与えた精神的な苦痛を思うと、深い反省と後悔の念に堪えません。妻にはすべてを話し謝罪しました」としている。
本来ならば処分すべき案件だが、代表である玉木氏が不倫騒動を起こしたにもかかわらず、わずか3カ月の謹慎で代表に復帰しているため、それ以上の処分はできない。
国民民主党は平岩氏のように中堅・若手議員を多く抱えているが、
「関東地方の若手議員にも不倫疑惑がある」(国民民主党関係者)
しかも国民民主党にとって運が悪いことに、今夏の参院選で菅野(旧姓・山尾)志桜里氏が同党から出馬する意向を固めたとの報道が出た。菅野氏も衆院議員時代の2017年9月、弁護士との不倫を報じられている。
国民民主党の支持率は玉木氏の不倫騒動が起きても下落しなかったため、不倫報道が相次いでも乗り切れる、との強気な見方がある一方で、党関係者は、
「党としての内部統制がなっていないと、人気は一気に低下するかもしれない」
と危惧するのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)