大相撲夏場所(五月場所)は5月8日(日)東京・両国国技館で初日を迎えた。三月春場所を途中休場した在位5場所目の横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜部屋)が、3場所ぶり7度目の優勝を目指す。
大関陣は、新大関の春場所で11勝4敗だった御嶽海(出羽海部屋)が初めて、東の正位に就いた。そして春場所に初優勝を遂げた東関脇の若隆景(荒汐部屋)が、大関昇進に向けて…。
さて、「週刊アサヒ芸能」で連載中のドキュメント漫画「白鵬本紀」第51番は「綱取りに強力な援軍」の巻へ。
2007年一月場所、苦しみながらもカド番を脱出した白鵬を待ち受けていた、人生最大のドラマ。それは、和田紗代子さんとの結婚だった。
2006年五月場所、新大関として初優勝した後、白鵬は紗代子さんの実家がある徳島へ向かうことに。ご両親への挨拶である。
ご両親を前にして「土俵に上がる時よりも緊張した」という白鵬だったが、無事、結婚の承諾を得て2007年2月、入籍。
迎えた2007年三月場所。初日こそ、稀勢の里に敗れるものの、その後は破竹の13連勝。その相撲へのモチベーションの高さは、これまでとは違っていた。実は妻・紗代子さんのお腹には、新しい命が宿っていたのである。
2007年5月10日に、待望の第一子誕生! 女の子は愛美羽(あみう)と命名された。「愛美(あみ)」はモンゴル語で命の意。「羽(う)」は白鵬翔の翔の字からとって、大きく羽ばたくようにとの願いが込められている。
「強力な援軍」を得た白鵬の綱取りの行方は…。「白鵬本紀」第51番「綱取りに強力な援軍」はっけよい! 待ったなし?
漫画冒頭で展開される、恒例の「本誌独占告白・第6弾」は、第70代横綱・日馬富士が登場する。モンゴル出身で伊勢ケ浜部屋所属。2001年一月場所、安馬の四股名で初土俵。幕内優勝9回。2017年十一月場所後に引退している。1984年生まれで、白鵬より1つ年上である。
「白鵬とは11歳か12歳頃からの付き合いです。白鵬の父親がモンゴル相撲の横綱で、私の父が関脇でした。大会があると二人共、父親に付いていき、空き時間に相撲を取った」
その勝敗の結果は? そして、白鵬との忘れられない一番とは?
数々のライバル達との名勝負を描いた「白鵬本紀」単行本第3巻「生涯のライバル現る!」も絶賛発売中だ。