3月13日に発表された「タレントイメージ調査2015」では、好きな“男性”タレント部門で1位に輝いたマツコ。2月17日放送の「マツコの知らない世界SP」(TBS系)は14.5%を記録し、週間視聴率のバラエティ部門でベスト10入り。「ヨルタモリ」(フジ系)にゲスト出演した1月18日放送の回は11.4%と、前回より3%も押し上げている。4月からは9本のレギュラー番組を抱える高視聴率オトコなのだ。人気の秘訣について、芸能レポーターの石川敏男氏はこう語る。
「毒舌には嫌みがなく、強者に向かって吐くので世代問わずに人気を集める。スタッフの間でも、くだらない番組企画でもムゲに断らず、前向きに検討してくれると評判がいい。ギャラも1本30万円ほどで、大御所司会者に比べて信じられないほどの安さです」
最近は発言力の大きさにも注目が集まっている。
「関西大学の宮本勝浩教授が調べたところ、マツコが『おいしい』と発言することで8億円以上の経済効果があった」(放送作家)
3月10日に放送された「マツコの知らない世界」(TBS系)では、マツコが「できたてポテトチップ」(菊水堂)を試食し、
「お母さんが作ったみたいな味がする」
と、その味を絶賛したところ注文が殺到したのだ。
「おかげさまで放送直後から12時間で、通常1年分の受注をネット通販でいただくことができました」(菊水堂の通販担当者)
“マツコ効果”は、同社の公式サイトが一時サーバーダウンするほどだった。
そんなマツコの勢いを考えれば、今すぐダブル司会を実現したいところだが‥‥。
「スケジュールが多忙なため毎回出演するのは難しいので、週に1、2回という形でお願いしている。特に徹子さんはスポーツ関連のゲストが苦手なので、アスリートがゲストの時だけでもフォローしていただければ」(テレ朝社員)
親しい番組関係者には、
「仕事があるうちに稼げるだけ稼いで、老後のためにためる」
と話していたマツコ。私生活は質素そのものだ。
「食生活はテレビ局が用意した弁当やコンビニ飯が中心。お金を使うのは、オーダーメイドの衣装代ぐらいです」(番組制作スタッフ)
一方、徹子の私生活では、大きな変化があった。
「黒柳さんが長年住んでいるマンションが老朽化のため、近いうちに取り壊しになるんです。リアルに“徹子の家”がなくなりそうな今、あの“部屋”だけが唯一、安らげる場所かもしれません」(芸能記者)
5月下旬には放送回数1万回を突破する「徹子の部屋」。マツコの援護があれば2万回も夢ではない。