EXILEのボーカル・ATSUSHIが“生体エネルギー”にハマっていると週刊文春が取り上げた一件が話題だ。そのATSUSHIは水にも生体エネルギーを施しており、特別な木製コースターにコップを置いたり、生体エネルギーの浄水器を使っていると報じられている。
生体エネルギー関連の商品は値段がベラボウに高い。たとえば、ペットボトル入りの水が900mlで1本3000円以上、据え置き型の浄水器に至っては100万円以上もするのである。
こんなバカ高い水を誰が買うのかという疑問が湧いてくるが、実は水に関してはEXILEも上手いビジネスを展開している。それは、ライブツアーで限定販売される、通称「EXILEウォーター」である。
とあるツアーでは、富山で採水されたミネラルウォーターに特製のラベルを貼りつけてライブ会場で限定販売。専用の自動販売機まで設置されるほどの力の入れようだ。値段は500ml入りが1本500円とかなり高いのだが、専用ストラップが付属しているため、このストラップ欲しさに購入するファンも少なくない。
しかもEXILEが商売上手なのは、パフォーマー自身もライブ中にこのEXILEウォーターを飲んでいるということ。ツアーの様子を知る音楽業界関係者が教えてくれた。
「EXILEの地方公演を担当するプロモーターのところに、人数分のクーラーボックスを用意するようにとのリクエストがあり、何十個ものクーラーボックスを苦労して集めたそうです。すると、ツアー前日に段ボール箱入りのEXILEウォーターが送られてきて、それをステージの所定の場所にセットするように指示されたとか。でもメンバーによっては1本も飲まない人もいて、大量に余ったそうです」
ともあれ、自分たちが手掛ける商品をステージ上でアピールすることには成功しているようだ。だが、今回の“生体エネルギー”の話を聞くと、「ATSUSHIだけは違う水を飲んでいるんじゃないのか」とか、人によっては「EXILEウォーター自体が怪しい水なのでは」と疑念を抱いても無理のないところである。
ATSUSHI自身がどんな商品にハマっても個人の自由だが、EXILEのイメージを損ねることにはならないか。今後はステージ上で飲む水にも視線を向けてみたいものだ。